個人経営の喫茶店に入るのは久しぶり。
急いで集中的に読みたい本を抱えて行きました。
クリスマスだからか、みんなどこか遠くへ遊びにでも
行っているのか、店内はお客様がとても少なかったのです。
2種用意されているハウスブレンドのうち、苦みが強く
なさそうな方をお願いして待ちました。
丁寧に一人分だけの豆を挽いている音が聞こえてきます。
待つのも楽しみのうちですね。
若いオーナーの好みらしく、店はシンプル
モダンなしつらえなのに、それはそれは
クラシックなカップでサーヴされました。
実は内側にも小さな金の星がたくさん!
ドイツ製。初めて見るメーカーのものでした。
クラシックで華やかなものを楽しんだのは本当に久しぶり。
店を出る際に「素敵なカップでありがとうございました」
と言うと、店主は「こちらこそありがとうございます。
クリスマスの3日間と、バレンタインだけしか使わない
カップなのです」と。もしかすると、この店には先代が
いらして、その方から受け継いだカップと習慣なのかも
しれないなあ、だとしたらなお素敵だなあ、と想像が膨らみました。
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