『秘密の花園』の新訳と言っても、
出てから10年以上経っているんですよ。
ナルニアを新たに訳した土屋氏の仕事に
興味があったのも、手にした理由の一つ。
もともと大人のために書かれたものだったのだということも
知らなかったんです。 解説を読んでビックリ。
春の芽吹きを待ちながら読むのにも合っている気がしました。
次々に伸びて花開く植物たちの描写も心浮きたつものでしたし、
何か‘良きもの’を自然から感じ、癒されたり背中を押されたりする
人たちの様子は、フィクションなのにどこか心地良いのです。
ITが人間の生活に入り込むずっと前、100年以上前に紡ぎ出された物語。
※ 『秘密の花園』 バーネット・著
土屋京子・訳 光文社古典新訳文庫
2007年5月初版 800円+税
ISBN978-4-334-75128-9
ブログ管理人追記:
この後、別の新訳版もチェック。
こちらのほうが詳しい(少し長い)ですね・・・。
Penguin Classic版の畔柳和代(くろやなぎ・かずよ)・訳
新潮文庫 2016年6月初版 670円+税
ISBN978-4-10-221404-6
投稿情報: Calvina | 2018/02/11 19:36