冬の気候に逆戻りしたかと思ったら、一日で初夏の日差しが。
身体が寒暖の差と闘っている今日この頃です。
よろよろと地下鉄に降りると、列のすぐ後ろで歩く人が
何度もぶつかってきました。
それはね、スマートフォンの画面を見ながら歩いているから。
エレベーターのすぐ前に立っていた男性は、上がりきった
てっぺんで一歩踏み出したら、(案の定)ステップを踏みはずし、
(後方の)私のほうへ転がり落ちそうになりました。
列車の座席(横並び)の一席が空いたら、服の裾や広がりを
手で寄せつつ座る人がとても少なくなりましたし、
つり革を持たずに立ち続け、急ブレーキで大きく体勢を崩す人も
増えていると感じます。スマートフォンを持ったまま、あるいは、
操作し続けているために、手がふさがっているのです。
あれやこれやに今さらいちいち腹をたてているわけではなく、
文明の利器・スマートフォンが、人間のしぐさや生活の仕方を
変えていることはもう止まらない、そして、それが当たり前に
なっていくのかなぁ、と考えながら、暗い空にぶら下がっている
三日月を眺めつつ帰路に着きました。