今年に入って、もう二件目。
セレクト系のショップに入ろうとすると
「お客さま、うちは会員制になりました」と
断られて店を出る、ということが続いています。
大都会の真ん中の超高級ショップじゃないんですよ。
普通の商店街のセレクトショップ。女店主の店です。
店頭には、「当店は会員制です」あるいは「会員制になりました」
とは表示しておらず、店主らしき女性が、こちらをジロジロ観察
した結果、「求めている客層からはずれている」「買いそうにない」
などということなのでしょう、「会員制です」と言って
客を選別~排除しているようです。
「店」を構えてお客さまを待ち、迎える、という商売の形も
そろそろ変化してきているのではないのでしょうか。
ネット社会は、ごく親しい仲間や気の合う同士だけでコミュニティを
作り、そこだけで機嫌良く過ごすのが一番楽で生活しやすい、という
人を増やしているのかもしれません。
人間関係の断捨離も進んで、お付き合いも最小限に、という人も
多いと思います。
コンパクトな商売で、このコミュニティの中だけで成立するのなら
それが一番、という選択をする店も増えてゆくでしょう。
個人商店におかしな客が入ってくるリスクも考慮すると、
この「覆面会員制」は便利でしょうね。
まだまだこのような店が増えると予想されますが、私は自分の買い物は
これからどうしてゆくのだろうな、実物を手に取ってから選びたいな、
こだわりをもって商売している方々とのコミュニケーションを
失くしてしまいたくないな、と、つらつら考えています。
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