初雪が舞う連休初日、上野へ。
「このうえもなく優雅な事件」というキャッチ
コピーがついている同展ですが、案の定、
苦手な長蛇の列と人混みに呑み込まれ、心の
平安を保ったまま鑑賞するに至りませんでした。
ちっとも優雅じゃないじゃないのっ!
写真では切れていますが、右側にダダダーッと列が繋がっています。
「日時指定入場制」。前売券は音声ガイド代金込みで2,500円。
会場内は、基本、動線を指定してはおらず、人の流れが固まって
結局、目玉になるフェルメールの絵は、最前列では観ることができず。
人気サイトがコラボして作った、という青いユニフォーム?
綿の作業着だから、これも優雅とはほど遠い印象。
人気女優がたどたどしく読む音声ガイド?
ミルクメイドを声で演じる設定なら未だ許せたのかな・・・。
(福岡伸一先生監修の「光の王国展」では、小林薫さんと宮沢りえさんが
親子という設定で共演されていましたが、あれはなかなか粋な企画でした。)
こういう枝葉よりも先に考えて欲しいことがたくさんあるなぁ。
車椅子の人や高齢者が、私たちと同じように、寒空の下で長時間
待たされるなんて、あり得ないと思います。
貴重な作品の前に設けた結界ラインも、非常にヤワでした・・・。
警備は大丈夫なのでしょうか・・・。
肝心のフェルメールの作品の中では、真珠の玉と同時に
女性のおでこが神々しく光る様が、私は相変わらず好きです。
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