やれやれ。長い映画のタイトル。
「クリムト」の文字が前面に出ている宣伝に
なっていますが、黄金時代のうごめきを
俯瞰しようとまとめられたフィルムですね。
馴染みのない語り手が延々とアップになったり、
フラッシュ的にウィーンの風物、そう、舞踏会のシーンや
チョコレート菓子が差し込まれていたりするので
なかなか焦点が定まらない印象でした。
Eテレの番組を大型スクリーンで観ている感じ、ですかね。
柄本佑さんの日本語ナレーション・・・
この人の声は耳に心地よく、すんなり入ってきます。
日本で久しぶりのクリムトの作品展を開催中だということも
手伝っているのか、上映館は大人の鑑賞者で賑わっておりました。
随分昔に読んだクリムトの生涯の解説に比べると、最近は、
女性遍歴に関する記述や評価が、随分と彼に好意的・肯定的に
傾いているのかな、という印象も持っています。
※映画『クリムト、エゴン・シーレとウィーン黄金時代』
クリムト、シーレ、没後100年記念ドキュメンタリー
公式サイトはこちらから
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