何がスゴイのかって、奈良時代からの
宝物を良好な状態で保存し、さらにそれらを
研究・修復までしてしまう、という人の知恵。
それはもう直接携わる人々の人生をすべて
喰ってしまうほど壮大な作業でもあります。
「校倉造り」という言葉は、何度も何度も
学生の頃に試験に出てくることから、脳みそに
今でも刻まれた跡があるのですが、こういう類は
やはり年齢が上がってからのほうが‘沁み’ます。
螺鈿細工を施した五弦琵琶を直に観たくて行きましたが、
その修復の技も一緒に学ぶことができました。
後期には、四弦琵琶が展示されるのよね・・・。
そう、『後宮の烏』にも出てくる楽器です・・・。
ほとんど使われることの無かったという象牙の碁石は
赤と青に染められ、花喰い鳥が前面に彫られています。
「あー、マーブルチョコレートみたい」と思ったのは
私だけではなかったとみえて、グッズのコーナーに
ちゃんとそれを商品化したものが売っていたのでした。
ボタンを作ってもピッタリの色・デザイン・サイズ。
その気になって観てみると、『後宮の烏』のイメージソース
(らしきもの)があちこちに見つかる、というラインナップ
でもありました。
※展覧会詳細はこちらから
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