難しい本を読みたくない気分は、もうずーっと
続いています。同じバーネットの作品の中では
『小公女』『秘密の花園』の方が翻訳の選択肢が
豊富なようですね・・・。
紅茶を淹れて、ミルクも入れたマグを横に置いて、一気に読みました。
どちらにしても、今回は小学校の時に子供向けの文学全集に
含まれていた訳を読んで以来、初めて全訳を読み返した次第。
(岩波少年文庫、バンザイ。一生お世話になること間違いなし。)
「見た目が美しい」ということが、人生の幸運を呼ぶ鍵になる場面が
多過ぎるように思いますが、「その美しい人たちが、かくも善良な
心根の持ち主であった」というフォローは一応ありますのね。(笑)
それから、今回読んだこの版の挿絵は・・・私の好みでは
ありませんでした。文章の中に出てくる主人公のポーズが
挿絵の中では合っていないと思われた箇所もありましたし。
※ 『小公子』F.H.バーネット・作 脇明子・訳
岩波少年文庫209 2011年11月第一刷 800円+税
ISBN978-4-00-114209-9
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