日が暮れてから通る商店街に、閉店や時間短縮営業を報せる
貼り紙が目立っています。月の無い夜は特に寂寥感が増します。
このところ、立て続けに見かけるようになったのが
店内の電灯を極力落とし、暗がりの中で店員さんが
開店準備や閉店後の掃除・後始末をする様子です。
少しでも光熱費を節約しようという努力なのでしょう。
季節が先に進み、気温が低下、それにつれてまた
例のウイルスも勢いを盛り返してきているようです。
このような状況のもと、一般人の不安や困窮に
どこまで国と行政がきめ細かい援助を届けられるのか、
それを考えること自体が理由で希望を失いつつある者が
大勢いることを、何度も繰り返し考えてしまいます。
さて。先日、必要に迫られてJRのチケットの手配をするために
旅行代理店へ行った時のこと。
中年のご夫婦が、チラシの並ぶ棚の前で話し込んでおられました。
妻:「お父さん、もう、(GO TO がらみの)沖縄行きのツアーは
申込みがいっぱいなんだって。どうする?」
夫:「それじゃさ、北海道ってのは?
空いてるところなら、どこでもいいじゃん」
そう。コロナ禍ショックも不況もどこ吹く風。
何も関係の無い人も大勢おられるのですよね・・・。
隠れトランプファンみたいに表からは見えづらいけれど、たしかに。
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