至福の2時間でした。時々ゾッとするくらいに。
2020年1月にNHK4K映像で放送された作品を
映画版に再編集したものを鑑賞しました。
ナビゲーションを務める陶王子を制作したアーティスト、
耿雪 (Geng Xue ゴン・シュエ)さんの仕事も、本当に素晴らしい!
2019年 ベネチア・ビエンナーレ参加(中国代表アーティスト)、
北京・中央美術学院 教授、なのだそうです。
私は、2万年かかって進化してきた器のうちの最近の産物を象徴する
カラフルな陶王子よりも、最初に現れた真っ白い磁器の王子、
そして、そこにシンプルに青だけで愁いを帯びた表情を与えられた
王子のほうが、(登場(つまり人類の発明)の様子が画期的であった
こともあって)より美しいと思いました。(ここには画像がありませんが。)
自分が選んで、あるいはご縁があって傍に置いている日常使いの器たちを、
もっと大切に扱い、一つ一つを愛でてあげなくては、とも思ったのでした。
※ 映画 『陶王子 2万年の旅』 公式サイトはこちらから。
予告画像も観ていただけます。
全国各地で春に向かって上映されていますので、ぜひ。
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