「このところ毎日、庭のハナミズキがどんどん散るので、
それを一生懸命にホウキで集め、片付けています。
集めた花びらを見ながら、これは何という色なのだろう・・・
名前が無い色だけど、落ちたものもとても美しいのね、と思います。」
というメールを受け取りました。
この庭にあるハナミズキは純白です。
落ちても傷んでも朽ち果てても、美しいと感じるその心の動きに
こちらまで何やらジンとくるものがありました。
自然が準備したものは、それが最も美しいとされている時だけではなく、
終始美しさを湛えているのだな、とあらためて教えられます。
「自然のもの、人間が創り出したものではないものを、
一日一度はじっくりと眺める時間を持つことがとても大切です」と、
何かで読んだばかりです。このような状況下ですから、なおさらですね。