親族がコロナに感染。
やはり、身近に罹患者が出ると、世の中の動きに
より敏感になり、いろいろと考えさせることも増えます。
どう考えても、オリンピック招致が決まっていなかったら
この国の対策は今とは異なるものになっていたでしょうし、
ここにきてなお「安心安全な」大会を、と唱えている(だけの)
人たちを連日目に(耳に)しなくても済んだでしょう・・・。
医療に手が届かずに苦しみ、命を落とす人が出ている一方で
「選手や大会関係者は全員ワクチン接種を。毎日PCR検査を」などと
発表がありますが、あれって、何でしょうか。
検査結果だって、すぐさま結果が得られる、という計画ですよね?
現在、一般人が罹患の疑いがあって医療機関で検査を受けた場合、
2日ほど待たなければ結果がわからない、さらに(罹患者が増えているので)
結果が出るまでの時間はよけいにかかるかもしれない、と言われる人も
大勢いるのです。
ホテルに隔離されて安心か、と思いきや、医者は毎日交代しており、
引継ぎも不十分、治療はいっさいやってもらえない状態が普通です。
親族の場合、用意された弁当を取りに部屋を出た際にふらつき、
倒れがけに頭を壁にぶつけ、倒れた後もしばらくの間
誰にも発見されずにそのままいた、とのことでした。
その結果、「似たような症状の人が大勢いる中で、ある種の
差別化が働き」「幸運にも」病院へ運ばれることになったのでした。
検査、酸素吸入、点滴等、必要とされる医療へやっとここで
届いたのです。
と、いうことは、ホテルへ入っている大勢の他の人たちも
本当はこれらの治療を受けなければ危うい状態なのでしょう。
酸素飽和度?治療を受けられるかどうかの基準値自体が
既に(病院が混み合わないように)意図的に設定されているのでは。
私たちが頻繁に使う「退院おめでとう」という言葉は消え、
今や「入院おめでとう」になってしまっています。
何らかの営業制限を保証も充分でないままダラダラと続けるよりも、
「医療は既に崩壊している」という認識を、正確なデータと合わせて
国民と共有するほうが、よほど効果的なのでは・・・。
‘有事に危機管理できない国’と‘決して怒らず反抗しない国民’は
沈みつつあります。