平地には珍しく大雪が降った翌朝、遅れて書いた最後の年賀状の束を
ぶ厚い手袋をした手で握ったまま、仕事に出ました。
途中で投函してから電車に乗るつもりで。
しっかりした紐靴を選んだつもりでしたが、ツルツルに凍った道路では
もっと刻みの深い、グリップのきく靴底でないと対応できず、
緩い坂道(下り)で、早速、滑ってしまいました。
そう、最初はちょうど、スケートボードの選手のように、スススーッと
カッコよく進んだのでしたが、いい気になった途端に、ポテッと尻もち。
幸い、怪我はありませんでした。
そのすぐ後ろに、幼児2人と大荷物を積んだ若いお母さんの自転車が
近づいたと思ったら、そちらは派手に転倒して、大騒ぎに。
その騒動に巻き込まれる形で、携えていた年賀状の束を紛失して
しまったのです。
誰と誰にお出しするものだったか、控えはあったものの、もしも
届かなかったら年初からブルーな気分だなぁ、と思っておりました。
ウイルスに皆が敏感になっているさなか、それでなくても落とし物に
なんか、手を触れたくない人も多いだろうし、おまけに、時間が経過
したら、紙束は濡れて汚れてしまっていたかもしれませんから。
数日後・・・
各地の知人たちに、問題のお年賀状は無事に届いておりました。
どなたかが拾って投函までしてくださった! うれしかった出来事でした。
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