ヴェスヴィオ火山が爆発して埋もれたのは、ポンペイだけではなかったと、
今更ながらに学んだ『特別展 ポンペイ』。
ポンペイよりも近くに、もっといくつも集落や街があったはずですが、
ポンペイだけでもまだまだ発掘が途中である、というだけのことだそうで。
アッっという間に封じ込められてしまった‘天然のタイムカプセル’の
ほんの一部を目の当たりにする時、2,000年前にそこに「いた」人たちを
こんなにも身近に感じられるのか、と驚愕します。その文化度の高さや、
「人の本質はずっと変わらないな」という納得感など、不思議な気持ちが
自分の中で交錯するのでした。
街や住居の中を飾っていたフレスコ画に、
頭で考えるよりもしっかりと色が残って
いたりして、昔の人が長く残すことを
目的として描いたわけではないでしょうに
メッセージは今に繋がっているのだな、と。
他人事ではない火山噴火。富士山のことも頭をよぎります。
東京の後、京都、福岡、宮城への巡回が決まっております。
全面的に、会場内で個人による撮影が許可されていたのにも驚かされました。