ロシア料理があまり知られていない1960年に、福岡で開業したレストラン、
ツンドラ。昨年、惜しまれつつ幕を閉じました。
名物料理の一つ、ボルシチは「ロシア人の間で愛好
される酸味のあるスープ」だとされてきました。
今更ながら、調べてみれば、東欧や北部アジアでも
広く作られていることがわかります。
ウクライナ侵攻に伴い、何かできることは無いのか、と、
「ウクライナに縁のあるレストランのボルシチを応援しよう。
このスープの発祥の地はウクライナだ」という動きが
日本でも出ている、と、民放のニュースで紹介されていましたが・・・
本当に応援になるのでしょうか・・・。
このスープにも、国境的な縄張り争い、ルーツ争いがあるのかな、
などと、複雑な気分になってしまいます。
手元にあるスープで紛争について考えることになるとは。
画像は、記事の冒頭でご紹介したツンドラの名物を
共同開発で復刻したレトルト食品です。