美しい料理の映画を観ました。『デリシュ!』とは
「美味しい!」の意。フランス革命が起こるまで、
貴族と平民が同じ空間で食事を楽しむなどという
ことはもちろんNG、料理人はあらかじめ定め
られたレシピをなぞって料理することだけを
求められ、創作も許されなかった時代に、ついに「レストラン」という
概念を生み出し、実現させた料理人の物語です。
じゃが芋やトリュフのように「地中に育つ」あるいは「地面に近い」だけで
悪魔の食べ物、病気をもたらすものだと決めつけられていた、とは!
空中を飛ぶ鳩なんかは、神に近い、つまり神聖な食べ物だったなんて!
知らないということは、哀しいし悔しいし、ある意味で滑稽ですね。
実際の調理の様子、そして出来上がった料理のアップ、郊外の
ため息が出るように美しい自然等々、登場人物(役者)たちを
あんまり観ないで他ばかりに集中していた私なのでした。
※映画『デリシュ!』公式サイトはこちらから
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