私の中では、この取り合わせは‘春のお約束’。 アイス最中を買って、お気に入りのベンチへ。 和菓子の最中はめったに口にしないし、 アイス最中だってそんなに買わないのに、 なんだか不思議なことだと思います。
高いところに住んでいないし、 自宅の窓から見えるところに もともと桜の木がないので、 今日は思いたって家族を誘い、 ビルの7階にあるカフェでランチを。私たちの他にも、「花見がてらランチを」というお客さまが幾組も。この店の窓際から見下ろす桜の花は、なかなか美しいのですよ。桜を見上げると、花の先に空が見えますが、見下ろすとまったく別の景色が広がります。 下から上から横から遠くから近くから・・・ もう、どこからでも見たいっ!こういうことには欲張りでいましょう。気にいった桜の木を見つけたら、花が咲いているうちに(少し手間がかかりますが)きょろきょろしながら周辺を歩いて窓辺から花が楽しめそうなカフェやレストラン、バーなどを開拓しておきます。 今春行けなくても、来年のお楽しみに。
個人的には、丁寧に混ぜすぎた白和えよりも 「混ざりかけ」くらいの‘粗い仕上がり’が好き。 青菜・青物は大事。 できるだけ欠かさずに毎日。
Home-made Amaou strawberry syrup and jam are indispensableto our home in Spring!Its sweet scent fills all over our house when cooking, and gives us happiness, even before tasting... :-) あまおうを鍋で煮る季節の到来。 家中に充満する甘い香りは、自分で煮るからこそ。 まずは、ゆるめのシロップ。 それからジャムやパイ。
プロ中のプロが作り上げた春のデザートのお話を少々。プレートの一番下に苺の柔らかいゼリーを少量(薄く)敷き、その上に黒土に見立てたジャリジャリのチョコレート・クランチを盛り、(本物の)苺の粒そっくりの型に入れて作った苺アイス(本物そっくりの苺の色を吹きつけ、ホワイトチョコレートに色づけした緑のヘタもくっつけたもの!)と、本物の苺を一緒に散らし、茎を数cm残して摘んだ苺の白い花を、最後に一輪そっとのせたもの。チョコのこげ茶色、苺の赤、花の白、かすかに見える茎やヘタの薄緑。平たい皿の上に、苺畑を、苺摘みの楽しさを、無理なく凝縮した、そのセンスの良さ。 各素材の吟味も調理も超級だということは言わずもがな。シェフが何色のどのような形のプレートを選択したのかは・・・ここに書かないほうが良いと思います。 いろいろ想像してください。家庭でここまで手をかけることはまずありえません(少なくとも私はやれません)が、「チョコ・クランチと、フレッシュな苺と、苺アイスやゼリーとの組み合わせ」はアイディアのヒントとして上手に取り入れることはできると思います。 お試しください。※ ご紹介した苺の花については、このデザートのためにシェフが懇意の農場から特別に必要分だけ摘み取らせていただいたもので、通常は「これから実を結ぶ」花を、そんなに簡単に取ることができないことは、言うまでもありません。
20℃前後まで気温が上昇すると、 いきなり売れてくるようですな。 ここ3日くらいの間に、買っている人、 食べている人をたくさん見かけましたよ。 私も食べたけど。 ホワイトチョコレート味を。
神戸周辺では春の風物詩の一つになっていて、 自分で水揚げされる現場へ出向いてごっそり買って 煮上げる人も大勢おられるそうですね。 鮮度が命。 濃い味付けのはずなのに、ふわりと甘い海の香が 打ち消されずに強まっているところに驚かされます。私は、いただくばかりで自分で一から手にとって煮上げた経験がありません。
春の苦味は身体に良いそうですな。 苦味の良さが少しずつわかってきたかも。 今日は薄味の胡麻あえに。この春先に出会った春の苦味の中では、ふきのとうをすりつぶして混ぜ込んだ浮島(スポンジのような蒸し菓子)が一番珍しくてうれしかったでしょうか。
もともとの英語の意味は「ソファ上で動かなくなった 怠惰な人をじゃが芋にたとえた表現」だそうですが、 日本では「テレビを観ながらソファでポテトチップを むさぼる人」のイメージが濃いですね。 私もすぐにそう連想しますもん。今、フィギュアスケートを観ながらまさにこれを体現中・・・。節制に節制を重ねてきた人たちを眺めながらチップをつまむ、というこの矛盾!
「みをつくしシリーズ」、いよいよ佳境に。 待ち長かったですねぇ、やはり。 ああ、源斉先生、良い人だ。せつない。 数馬さん、今どこでどうしてるのか。 清右衛門さん、チャーミングなキャラよのぅ。総じて、前方に灯るものを見つけてそちらへ進んでいるようなそんな気持ちにさせてくれる巻でした。 早くも8月を待ち遠しいと感じている人が大勢おられるはず。※ 『美雪晴れ』 (みをつくし料理帖 (9)) 高田郁・著 ハルキ文庫 2014年2月初版 620円+税 ISBN978-4-7584-3804-9