古い古い美しいものが、好き。
手仕事の細かい、ギラギラしないもの。
2年近く前に恋に落ちた、古い物がありました。
200年近く経っているイギリスの品でした。
背伸びしても届かない値段で、無理をする勇気も出ずに、
何度も見せてもらっていました。
先日、久しぶりにお店に立ち寄ると、
もうその品物はどこかへお嫁に行ってしまっていました。
とても残念。
でも、どうすることもできませんでした。
せつない。
なんだか、心にビリビリッとひびが入ったみたいです。
こういう気持ち、恋心が破れたのと、どうも似ている気がするのね。
高額で、それ相応によくできた商品に恋をすることの効用の一つは、
それ以下のチャラチャラしたものに、あんまり手を出さずにすむこと、かな。
それにしても、やっぱりせつない。
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