フランスで修行後、出身地へ帰り、
小さな店をこつこつ広げてこられたパティシエMさん。
パティシエ・ブームが来るずっと前から、
東京でも、ほとんどの有名店のオーナーやバイヤーたちが
その名と仕事にいちもく置いている、という、その道の有名人でしたが
居場所をどこへも移さず25年、現在もお元気で活躍中です。
次世代のプロ育成にも力を注いでおられます。
つい先日、昔から好きな、
ダックワーズというお菓子を買いに、久しぶりにお店へ。
ここではマカロンよりも断然ダックワーズ。
(これは、Mさんがフランス修行時代に、
和菓子の最中(もなか)にヒントを得て作り出した
アーモンド・プードルたっぷりの軽い焼き菓子ですが
いつのまにか全国どこででも見られるようになりました。)
支店を出さない方針です。他は、デパートの催事に少量出す程度。
遠方からのお客さまも多くて、いつも店は活気にあふれています。
今の季節でしたら、マロンパイも人気。
(そう言えば、伊勢丹の「クリスマスケーキ・予約カタログ」にも
エントリーしておられますが、申し込みが早くも限定数に達しているようです!
海外有名パティシエたちの名前が全面に出た華やかな作品ではなく、
Mさんの質実剛健なお菓子を、一等最初に予約する人たちがおられることを
私は関係者でもないのに、何故かうれしく感じます。)
話を戻して、Mさんのお店のこと。
最近では、こんなにハロウィーンにちなんだパッケージを
多種用意して販売しているのか、と少し驚きました。
私にとって、ハロウィーンはヨーロッパよりアメリカでさかんな行事ですから、
Mさんの仕事とは結びつかない気がしてしまったのでした。
「ムッシュー」(Mさんの愛称)にハロウィーンは不似合い。
店の入り口のでっかいかぼちゃ。
なんと耳が!それも軍手の耳!!
ライナスがゴドーのように待ち続けている
「かぼちゃ大王」って、こんな顔かも。
※Mさんの店、「16区」の詳細はこちら↓↓↓から
http://www.16ku.jp/
Calvinaさんのブログを読んでいて
最後に16区って言葉が見えた
瞬間、思い出しちゃいました。
16区のものは2年くらい
口にしていないのですが
初めて食べた時、1口食べただけで
あ~幸せ~☆っていう感覚が
からだ中に広がっていったのを
今でも覚えています。
Calvinaさんのオススメのダックワーズも食べてみたいです。
なんだかコーヒーが飲みたくなってきました。想像しただけで(笑)
投稿情報: ナッツピー | 2007/10/29 14:22
あ、あの差し入れにいただいたダックワースですね。
すごーく美味しかったです♪
思わずわたしの「う」のファイル(おいしいものファイル)にファイリングしましたよ。どうもありがとうございました!
投稿情報: Asa | 2007/10/29 18:02
ナッツピーさん!
そうねえ、食べておいしかった記憶って、
鮮烈に長く残ることがありますよね。
忘れていたつもりでも、何かの拍子にぽっかり思い出すとか。
おもしろいなあ、と思います。
ナッツピーさんは、コーヒー通ですかー?
投稿情報: calvina | 2007/10/29 20:05
Asaさん!
そうです。味見していただいたものはここのお菓子でした。
気にいっていただけて、ほっと一安心。
Asaさんの「う」のファイル、覗かせてもらいたい気持ち・・・。ふふっ。
投稿情報: calvina | 2007/10/29 20:06
★カルビーナより追記です!
昨日、ここでご紹介のMさんが
本年度の「現代の名工」(厚生労働省)に選ばれた、
というニュースが飛び込んできました。
「名工」というと、どうしても郷土の伝統工芸のジャンルなどと
素人の私は勝手な想像をしてしまいますが、
洋菓子の部門で堂々の表彰です。
「ダックワーズも日本の皆さんにこれだけ浸透してきたのかー」と
なんだか感無量でした。
あっと。他の生菓子や焼き菓子、卵を使わないアイスクリームも
もちろんおいしいんですけれどね。(^^)
投稿情報: calvina | 2007/10/31 11:07