アメリカ大統領選。
バラク・オバマ氏の戦いぶりを見ながら終始疑問だったのは
「何故、彼の母親は白人であるのに、彼には
「黒人初の~」「黒人初の~」というキャッチ・フレーズが
ついて回るのか」ということでした。
オバマ候補自体も、そのキャッチ・フレーズを容認し
時には追い風を受けるために、
あえて歩かせているかのように見えることもありました。
「人種問題は根が深い。
大方のアメリカ人にとっての認識は、たとえ一滴でも、
黒人の血が混じっていれば、黒人である、ということでしょうね」と
私に解説した人もいました。
人種差別ということについては、どうしても疎いというのか
どこか認識が甘っちょろいのが、私のような人間なのだと
太平洋の向こうの国の選挙を見やりながら、改めて思い知らされました。
これから、もっと多くが語られ、考えられてゆくことと思います。