Calvina's Corner

投げ捨てられていた。

数日前に、近所の道端で、濃い青色のニゲラを見つけました。

溝とアスファルトの間の、たった１ｃｍ弱の隙間に、
けなげに咲いておりました。　花も元気にたくさんつけて。

翌日、どうしても気になり、スコップをかかえて現場へ。
「うまくはずしてやれないかな」と随分頑張ってみましたが、
これがうまくいきませんでした。
根がアスファルトの下側にもぐりこんで張ってしまっていたからです。

そして、昨日。 またどうしても気になり、傍に行ってみると・・・
雑草の片付け物と一緒に、ごっそり鋏で切り取られ、
その場に投げ捨てられていたのです。
切った人には、「ただの雑草」としか映らなかったのでしょう。

しぼんで弱っている花の中から、いくつか拾い上げて持ち帰り
急いでコップに挿しました。

　そして今朝。
　しぼんでいた花びらに、
　生気が少し戻っていました。
　とげとげのおかげで、
　コップに挿すだけで落ち着く優等生。

高校生の会話。

「今日の試験、どうだった？
あのさー、歴史の××のところ、誰が正解？
えーっと、杉下晋作だったか・・・
え？杉下じゃーなかったの？？ショック。
何？誰？杉田～？？
とにかくさー、苗字間違っても、下半分正解だったら、
先生、半分は点くれるよねぇ・・・」

はー。バスのすぐ後ろの席に座っていた女子高生の会話です。
歴史の先生は、点を本当に半分くれるんでしょうか・・・

スーザン・リーベさんのブローチ！

とても可愛らしいお店を構えているリーベさん。

デンマーク・コペンハーゲンで創作活動しています。
お母さんの部分も大切にしていて、
お店に出ておられる時間が限られているようで
いつもすれ違ってお目にかかれませんが
あちこちから素敵な方だという話を耳にします。

　こんな店構え。
　道に面した壁面全体、というか
　建物の印象全体が
　この人のお城によくお似合い。


　ブローチは、以前にある方から
　いただいたリーベさんの作品。
　そういえば、最近ブローチを
　めったに使わなくなっています。
　
「いよいよ、ネット通販を始めます。海外へも発送しますよ」と。
　　　http://www.susanliebe.blogspot.com/
　　

アートに枠はあるのか。

先日、スウェーデンで、こんな話題を耳にしました。

欧米の５月から６月にかけては、
学業でも仕事でも、区切りの季節にあたります。
ここを乗り越えると、楽しい夏が本格的にやってきて、
ジューン･ブライドが誕生したり、バカンスに出かけたりする、というわけです。

大学でも、卒業年には、実習、論文、諮問や試験などなど、
この時期にはいろいろな動きがあります。

先日から、ある美大生が「卒業制作」と称して
高所から飛び降り自殺を演じ、
（実際には、高所をうろちょろしたあげくに保護されました）
警察はじめ、たくさんの人たちに迷惑をかけたあげくに
「これはアート。私の卒業制作活動の一環」と主張した、というのです。

メディアの取材に対して、この学生は、
「私の卒業制作作品（展示）もすべて皆さんに鑑賞してもらいたい。
それまでは、一切説明はしないつもりである」と主張したらしく、
この展示をめがけて、遠方からも興味津々の人たちが
集まっているということでした。

この学生はすでに成人しているようですが、
本人よりも、指導教官が「いったい何をやっていたのか」と
たたかれる対象になってしまっていました。

どこへ行ってもこの話題でもちきりでした。

アートに限界はあるのか。
そこを越えた先にでなければ、本当に自分の表現したいものが
もし無いのだとすると、アーティストはどのように進むべきなのか。

多くの人たちに迷惑をかけ、スキャンダラスな事件まがいのものを
起こすことで、効率良く売名しているのではないか、という意見も。

この例の場合、自殺に至る行為そのものが、
アートだとみなされるべきものなのかどうかも、
さまざまに議論されているようです。

第４回 ブログ･フェア ５月３０日（土）～６月７日（日） 開催します！

５月３０日（土）から６月７日（日）まで、第４回のフェアを開催します。

今回のテーマは、『朝ごはん。 心に残るけしき』です。

私のブログ開設１周年を迎えた一昨年５月から、
ブログ･フェア（期間限定のバーチャル・ギャラリー。招待制）を
開催してきました。

私とご縁があった若いクリエーターたちの作品や活動そのものについて
じっくりとご紹介し、新たな創作・発表の実験していただく場をつくると同時に、
通常私の仕事につきものの制約がかからない自由な選択と執筆で
私自身も発信し、ついでに新しい冒険も、という、非常に欲張りな企画です。

この３年の間に、ご紹介してきたクリエーターたちも成長目覚しく
自分の城を構えるやら、中央のメディアに取り上げられるやら、
なかなか華々しい活躍ぶりですが、それでも時間をやりくりして
このフェアのために作品を変わらず寄せてくださっています。

ライター関連の仲間たちからの投稿なども加わります。

オリジナルの作品（ほとんどすべて一点もの）は、できる限りお譲りします。
また、通常の個展などでは考えられない小ぶりの（購入しやすい）作品を
あれこれ考えてくださっていたりしているので、ぜひ楽しんでご覧ください。

また、私から「恒例・北欧レアもののお蔵出し」も（ちょこっと）あります！

写真は、これまでのフェアで
ご紹介した「正真正銘、
ここだけの作品」のほんの一部。
（左：伊藤環・作／右：KAICO・作）


★フェアをご覧になるには、ご招待状（パスワード他）が必要です。
ご希望の方は、このブログのコメント欄から、その旨お知らせください。

これまでにご参加いただいた方や遊びに入ってくださった方には、
できるだけ私から事前にご招待状をメールにてお送りいたします。
（準備の都合上、開催直前のお届けになります。）

なお、このコメント欄へのご記入は、そのまま瞬時にアップされることはありません。
私への連絡として届くだけで、他の目的のために使用することもありませんので、
どうぞご安心ください。

通常のこのブログについても、期間中、平常どおりの更新予定です。
こちらもごひいきに！

リバイバルなのかな。 ナポリタン。

　トマトケチャップとハムを
　麺とむにゅむにゅっと混ぜただけ、
　っていう「スパゲティー・ナポリタン」が
　今「なつかしい」と、ちょっと話題になっているらしい・・・

・・・と、いう記事を読んだら、似たようなものを食べたくなって、
お昼にちちちっと作ってみました。

ただ、オリーブオイルとにんにくと完熟トマト丸ごとで、ソースは真面目に作り
ケチャップは使っていません。 溶けるチーズも混ぜ込んでいます。

「海外スクラップ０９」に新しい写真をアップ中。

久しぶりに、北欧の街（ストックホルムとコペンハーゲン）を歩いてきました。
画面左側の『海外スクラップ０９』のコーナーから、様子をご覧ください。

個人のお宅の中の様子も、少しご紹介しますね。
私は、このようなものに、とても興味を持っているのですが、
信頼関係ができ、心を開いてくださっているご家庭でないと
おもしろい様子は充分にお伝えできないので、まあ少しずつ。

『海外スクラップ０９』以外の本文でも、
また、今月末から開催予定のブログ･フェアでも、
楽しい写真、眺めてくつろいだ気持ちになっていただけるような写真を
少しずつご紹介する予定です。

・・・それにしても、成田空港の検疫（健康チェック）を体験したのは、
旅の終わりのハイライトでしたっ！
ちなみに、マスクをしているのは、どこに行っても日本人ばっかりでした。
（確かに、北欧では、新型（H1N1）の発生数も少なかったですからね。）

「ワン・プレート・ランチ」の優等生！

　友人Kさんに教えてもらって以来、
　ときどき無性に、このお得なランチが
　恋しくなって訪ねてゆきます。
　今回は、初めての方とご一緒に堪能。
　トマトに柔らかい肉を詰めたものをメインにチョイス。

毎年100円派。 スイート・バジル。

ていねいに種から育てている友人もいますが、
私はこのところ毎春、苗を１本100円で買ってきて
寒くなるまでどんどん使って楽しんでいます。
今年はもう少し育ったら、コップに挿して
根っこが出て育つのも見たいな、と思っています。

普通の鉢は、原則的には外に出しているので、
この独特の香りを家の中で間近に楽しむには
清潔感ある‘コップ方式’が良いかなあ、と思ってのことです。
ハーブの香りは、大人になってから俄然楽しめるようになりました。

自分はどんな花なのか。

（いきなり引用させていただきます）

「おしゃれ」というと、ただ漠然とした感覚的なもののように
思われがちだが、そうではない。そこにはまず自分という花がある。
そしてそれを地上に花開かせる手段がおしゃれだといえるだろう。」

「自分という花を地上に開かせる手段」というフレーズを
何度も心の中で繰り返してみる今日この頃です・・・

ところで、流行した唄の中に似たような文言がありましたが、
どちらが先なのでしょうか・・・。

※『「洗練」の法則』  光野桃・著　講談社
　1996年12月初版
※文庫版は改題。『おしゃれの視線』 　新潮文庫
　2003年4月初版