口癖のように、この言葉を連発する人が
案外周囲に多くて、ここ何年もずっと気になっています。
「あの人だったら、ナニカシラ解決策を出してくるでしょう」
「ナニカシラ洒落たものが欲しいのです」
「ナニカシラの努力をします」などという具合に使うらしいのですが、
私の通常の用語集には入っていなくて、どうもピンときません。
「大辞林」には次のようにな説明が。
副詞。「何か知らん」の転。
1.不定の物事をさす。
2.なぜということもなく。どうしたわけか。
特に、1.が気になるなぁ。 不定の物事・・・
そういえば、たくさんしゃべっている人のその話の内容が
「量に対して中身スカスカだ」って時に、
この「なにかしら」という言葉も多用されているようです。
たまたまそういう人たちと同席しているのかな。
職業柄、「瞬発力」で次々に気の利いた話を
連発しなくてはならない、という人も多いのでしょうか。
しゃべりにも執筆にも、「瞬発力」が大切だ、と
いろんな人が言っています。
この力の不足でできてしまった穴を補うために
多用される単語が、どうも存在するような気がします。
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