バスが発進したと思ったら、運転手さんがこんなアナウンス。
「只今乗り込まれたお客さま、歩道の端にぴったりバスを
寄せきれずに、大変申し訳ありませんでした」と。
半分居眠りしそうになっていた私でしたが、
これを聞いて目が冴えるくらいびっくりしてしまいました。
「へぇ、この人、自分で考えたことを自分の言葉で
アナウンスしてるんだなあ」ってジンときたのです。
路肩と車道との段差がどんなに大きかろうとも、
雨が降っていて、乗り込む時に客が濡れてしまおうとも、
気づきもしない運転手さんが大部分だと思います。
マニュアルを単純に繰り返している人がほとんど。
(本当の呪文のように変化して、日本語に聞こえないアナウンスも
ときどきありますよね。)
マニュアルとルーティーンに支配されない日々を過ごしている人は、
どんどん少なくなり、生き残るのが難しくなっていますね。