作家の村上龍さんが、メルマガに「今は(大好きな)キューバ音楽も
しっくりこないので、クラシック音楽を聴いている」というようなことを
書いておられました。
おまえはどうよ、と自分に問うてみると・・・
クラシック音楽は昔から比較的身近に置いている、と
自負していましたが、今はそんなものも、どうも聴く気になれません。
音楽自体が未だしっくりこない、というか、人工の音そのものが
今の私の気分には重たすぎると感じる場面も多いからです。
強いて挙げるとしたら、、、自然の音をそのまま録音したものや、
武満徹さんの作品の一部なんかを、ボリュウムを最小にしてかけると
すんなり聴けるかな、という感じですかね。
テレビの災害のリポート番組やニュースを、ラジオに入れて
聴いていることが多い、今日この頃です。
チャリティーでしっかり歌おう、演奏しよう、と動き出したアーティストも
大勢おられるので、このまま立ち止まっているのもいけないのかな、
とも思うのですが、私の場合はもう少し時間がかかるかもしれません。
音楽に限らず、これから大きく物事の価値観や生活のやり方が
転換してゆくと予想される中で、求められるものや支持されるものが
この数年でかなり変わっていくのではないでしょうか。
「選び取る」ものよりも、むしろ各人が「覚悟して切り捨てる」ものが
増えてくるのかもしれません。
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