99歳と2ヶ月。 残念。 今朝の新聞に死亡広告が。
生演奏も、記録映画も、生前にチェックする
機会に恵まれませんでした。「エレガンス
(自尊)」「シャンパンの泡のような音」という
キーワードは、これから先もずっと私の宿題。
(以下は、大原哲夫氏との対談記録の中の青木氏のコメント)
「音楽の仕事、芸術の仕事をしながら、自分が何を求めているんだろうと、
ずっと考えてきているわけです。
それが「エレガンス」なんだと、最近になってやっと発見しました。
それで自分でも驚いているんです。
そう、「エレガンス」に向かって、自分はやってきたんだと思います。
「エレガンス」といっても、単にオシャレとか、そういうものでは
ないんです。
フランス語の「エレガンス」という言葉の根底にあるのは、「自尊」です。
そう、日本語の「気品」「品格」にも通じるものだと思います。」
※ 『チェリスト、青木十良』 大原哲夫・著 飛鳥新社
2011年7月初版 2,200円+税
ISBN978-4-86410-090-8
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