駅でお見かけした70歳前後の女性。
渋い紫グレー系のトロッとしたお着物姿でした。
手提げバッグとして持っておられたのが、なんと、Pラダ!
端正なフォルムの黒いミニ・ボストンバッグでした。
本体はこのブランドが得意にしているナイロン地でジッパー開閉。
皮は要所だけに使われています。 例の‘三角印’以外は何もお飾り無し。
日頃の私はほとんどブランド物に興味がわかないのですが、
本当に珍しいことに、今日はドキッとするほど素敵な
使いこなし方を、間近で拝見することができました。
皆がそそくさと移動し続ける駅という場所だからこそ
バッグの機能性が際立って着物とも合ったのかもしれませんし、
もしかすると、この人の身のこなしや手先と腕の動かし方も
私が素敵な印象を受けた理由の一部だったのかもしれません。
コメント