音楽家・歌手・タレントとして
絶大な人気を得たモニカ・ゼタールンド
(Monica Zetterlund / 1937 - 2005)。
2013年に本国で公開された映画が
ついに日本へやって来ました。
往年のモニカにそっくりで歌も歌える
女優さんの出現に、もうビックリです!
北欧好き、ジャズ好きはもちろん、インテリアや家具、
あるいはファッションに興味のある人、それから、シングル・
マザーや親子関係の難しさに思うところの多い人たちにも、
チェックしていただきたい作品です。
モニカは、50年代の終わりから頭角を現しました。
自他ともに認めるエポック・メイキングな作品となったのは、
かの有名なピアニスト、ビル・エヴァンスとの共演で
『ワルツ・フォー・デビー』にスウェーデン語の歌詞をつけて
大成功した『Monicas Vals』(モニカのワルツ、1964年)です。
成功を文字どおり勝ち得るために、時には思い切った手段に
出ることも、幼い娘に我慢を強いることも、命をかけることも
厭わない、いや、そうすることしか選べない人が
この世の中には存在して、それは必ずしも万人から理解される
ものではない、ということ。
「高い木のてっぺんに登れるかどうか」は、多くの犠牲を
払ってもなお進むことができるかどうかにもかかっています。
いろいろと考えさせられました。
映画作品としての進行の具合が少々粗いかなあ、と思った
箇所がいくつかありました。
成功を勝ち得るまでが描かれていますが、未だ省けそうな
箇所、そして、その分ていねいに肉付けして欲しい箇所が、
少なくとも私には見受けられたのです。
例えば、ワーグナーの曲が使われている場面は・・・
あれは無くても良かったのかな、浮いていたかな、と思います。
(これから先は・・・ 皆さん、見てからのお楽しみ、です。)
※ 『ストックホルムでワルツを』 公式サイトはこちら↓↓↓から
http://stockholm-waltz.com/
コメント