「あんたの友達のPちゃん、最近ちっとも
話に出ないが、元気なのかね?
はよう電話して、上等の卵でも持って行って
あげなさい」と促されたので、と
親族Pちゃんの所へ卵がやって来たそうです。
その到来物を分けてもらいながら気づいたのですが、
Pちゃんもこの友達も、とっくに還暦を過ぎています。
「持って行ってあげなさい」と促した友達のお父さんは、
90歳を過ぎておられるのでした。
卵が貴重だった時代、栄養をしっかり食物から摂ることができずに
命を落とす人も少なくなかった時代が日本にもあったということ、
それを潜り抜けてこの飽食の世があり、そこに隠れるようにして
今この時も、きちんとご飯を食べることができない小さい人たちが
この国に多く存在していることなどを、次々に考えてしまいました。
卵は、シンプルですが、とても奥深い食べ物の一つですね。
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