4 pieces in one package! They are approx. 100 years old --- dead-stocks.
I found them in a small junk shop the other day.
Apart from our traditional rules, I will use them freely.
Nowadays, young people are not using this kind of laquer bowls
for daily meals any more. I think it pity...
家で雑煮以外の日常の汁物に使う塗りのお椀は、
個人的には小ぶりのもので良いなあと
思っています。 この頃は味噌汁なんかも
少しの量で足りるし、麺類には瀬戸物の
碗やどんぶりを使っているからです。
そのため、立派でがっしりしたお椀には、
触手が伸びないままここまできてしまいました。
あまりにも手頃なものが見つかりにくいので、発想を転換し、
「入れ子になったものの一つに好きなサイズと形を見つけよう」
ということにして、さらに何年も手ごろなものに出会うのを待っていた次第。
先日、汁椀の形が好みに合った入れ子椀に出会い、連れ帰りました。
(小ぶりだけでは駄目。 カーブが優しくて浅いものが好きなのです。
また、薄すぎても普段使いには向かないので、厚みのチェックも大切。)
「こういう小ぶりのお椀は、今の食生活では「具が入りきらない」と
不人気なので、なかなか売れないの。売りにくいんですよ」と店主。
そのためか、とんでもなく安かったのでした。
この赤色も「まぶしくて使いづらそうだな」と取られがちなのかも。
大正時代頃に作られたもので、随分長い間箱の中で眠っていたようです。
使用感、ほとんど無し。 ラッキー。
入れ子椀や応量器には、だいたいはこれみよがしな絵や模様が
ついていないところも良いと思います。
大正時代と言っても、「昭和のすぐ前じゃないの」と思っていたら
実はあっという間にもうそこから100年経過しているわけでしょ?
「ちょっと前の古道具」かと思いきや、「アンティークの部類」に
入れられてもおかしくないわけですよね。 昭和生まれとしては
それに気づくと少し違和感があり、ショックでもあるのでした・・・。
「小ぶりの椀が売れない」という話に関連して、もう一つ
ひっかかったことがあって、それは、「今の小さい人たちは
いったい何を使って汁物を飲んでいるのか」ということです。
プラスティック製や樹脂塗りのもの以外の選択肢として、
未だ絶えていないこういうものもある、しかも、高価なもの
ばかりではないのに、それに触れる機会が無いのはなんだか残念。
そもそも、きちんと汁物を飲んでいなかったりして・・・。
ま、とにかく、これから夏にかけて、冷たいデザート類などにも
どしどし使ってみたいと思っています。
`日本古来の赤いもの’ともっと仲良くなれるチャンスですね。
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