いよいよ公開日(15日)が近づきましたな。
ホロリとしたかと思ったら、またすぐに
笑わせてもらえる、涙がこぼれる寸前で
なんとか留まり、終映後はナニクワヌ顔で
映画館を出ることができるありがたい映画。
「初笑い」はもう済ませた方が大半でしょうから、「初泣き笑い」はいかが。
ペルーの山奥からロンドンへ出てきた熊のパディントン。
帽子にコート。 格調高い英語をきちんとしゃべります。
いやはや、マイケル・ボンドの『パディントン』シリーズを
大人になる前に何度も読んだという人は幸せですね。
もちろん、大人になってから知るのも悪くないけれど、
もしそうなら、なおのこと周囲の小さい人たちにぜひ
その楽しさを分けて(教えて)あげて欲しいと思います。
私が観たものは字幕版でしたが、会場にいるたくさんの小さい人たちは
要所要所ですぐにしっかり反応して笑っていましたよ。 言葉を越えて、
(大人の認識以上に)わかっているんだろうなあ、と思った次第。
フランスの『わんぱく二コラ』(『プチ・ニコラ』)シリーズも
そうですが、「どんどんおかしなことが起こり、トラブルが増幅
するけれども、最後の最後には丸くおさまってみんなハッピー」
という話のうち「おかしなことの度合いがとんでもないもの」は
特に人間の心に効く栄養のような気がします。
著者・マイケル・ボンドの『パンプルムース氏』シリーズも
これを機に読み返してみようと思います。
※実写 映画 『パディントン』 公式サイトはこちら↓↓↓から
http://paddington-movie.jp/
※『パンプルムース氏のおすすめ料理』
("Monsieur Pamplemousse" 1983)
マイケル・ボンド・著 木村博江・訳
東京創元社 1998年2月初版 1,600円+税
ISBN4-488-01377-5
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