電車の座席の二人隣りに、気になる年輩の女性を発見。
発見したものの、同じ向きに座っておられた上に、
間に一人大柄の男性がおられたため、なかなか観察が・・・
運の良いことに、たまたま同じ駅で降りられました。
「待ってました!」って感じで、後ろから少し離れてついて歩き、
ホーム~改札に移動する際に、様子を拝見することができました。
珍しく黄色が強く混じった黄土色のコート。
柔らかいウールの無地で、なだらかでゆったりしたテントライン。
ダークグレーのやや太めのパンツ。 少し短くて足首が見えています。
足元は、黒のエナメルのスニーカー風の紐靴。
ハンドバッグは、本体が黒のナイロンで、底側の角と取っ手に
少し黒のエナメルが(補強のような感じで)ついているだけ。
首元から肩にかけて、大判の黒の無地のストールを
ふんわりと巻いて、まるで着物をお召しになった人が
羽織ったもののように見えなくもありませんでした。
黒を顔の近くに大きく持ってくると、顔がくすんで見えるのを気にして
白っぽいものを好む人が多いのかもしれませんが、この人は黒を。
その代わりに、ほとんど白くなったセミロングの髪を、
ふんわりとポンパドールのようにまとめ上げておられて、
この白銀色が顔周りを明るく見せているのでした。
耳元には大きなシルバー製イヤリング。 シンプルなフープ。
あとはシンプルなメタルフレームの眼鏡。レンズ大きめ。
ゆったりと、でもしっかりと、エスカレーターも使わずに
階段を上って、夕闇の中に消えて行かれたのでした。
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