春先に、高齢の家族が大きく体調を崩し、幸いに回復したものの
原因がいま一つはっきりしなかったこともあって
命には限りがあること、家族や親しい人たちとの時間を
より一層慈しみながら毎日を過ごすべきだということを
何度も考えさせられた年になりました。
チャンスを見つけて「エイッ」と久々に旅に出た理由の大部分は
そのこと~離れて暮らす親しい人たちに会うことでした。
国の外に出てみれば、特定の人種を差別・排斥する機運が
こんなにも高まっているのか、と驚かされたり、
クレジットカード化が極限まで進んだ社会を少し体験したりと、
自分の中でまた新たな目が開いたような気がするのでした。
どこからどのような情報を得ながら毎日生活するのかを、
より深く考え続けなければマズイと思い知らされた次第です。
仕事の関連でもプライベートでも、新しい出会いや、
良いものを鑑賞する機会を数多くいただきました。感謝です。
できるだけていねいに無理をせず、日々つつがなく朗らかに
時を重ねていけたら、そして、少しは何か「攻めるもの」、
「残せるもの」があればなあ、と考えながら、この年を終えます。
皆さまもどうぞ良いお年をお迎えくださいませ。