日本人ノーベル賞受賞者の晴れ晴れしいストックホルム訪問が
報道されている一方で、中村哲先生のご遺体が帰国しました。
このような形で、アフガニスタンの現状や哲先生の活動や思想について
大々的に注目が集まるのではなく、できれば生前にもっともっと
報道され、ノーベル平和賞をいただくくらいまで進んでいれば
良かったのに、と恨み節の一つもつぶやきたくなるくらいです。
「恨んではいけない」「一隅を照らすのである」と教えられてはいても。
哲先生ご本人は、とうの昔に「こうなる」ことを想定されてもいたと
拝察しますが、長い間辛抱強く支えてこられたご家族・ご親族や
ペシャワール会の方々、また、その後ろに(まったく報道されることも
ないままに)ボランティアや寄付を続けてこられた多くの個人や団体・
企業があること、そのお一人お一人の心の痛みや想いがあること、
さらに、今回現地で先生と同行し落命された方々とそのご関係者のことも
忘れないでおきたいと思います。ご葬儀は12月11日、福岡市内にて。
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