圧巻。これまでの創作を、プライベート面からも
仕事面からもすべてまとめて一冊に。
病気をなさったことも理由なのかもしれませんが、
総集編的なコンセプトで眺めていても飽きません。
一昨年の都内の個展で拝見した作品もこの中に。
なんでもかんでもこの中で紹介されるものや描かれたものが
好きでしかたないわけではないのに、学生の頃から
ほとんどの西村さんの本を楽しみに読んで来ました。
その好きだったページもいくつも入っていました。
色インクより、やはり色鉛筆がこの人の必須の道具ですね。
たくさんの夢を見させてもらったのだなあと思います。
それに、この先もまた何か創ったり動いたりおしゃれしたり
する時の拠り所にもなりそうなヒント集でもあります。
※ 『西村玲子の絵と手とことば』
誠文堂新光社 2019年10月初版
3,600円+税
ISBN978-4-416-61967-4