春に延期されていたダンスを観る機会が。
「春の企画のスピンオフ」として上演。
黒い眼帯がトレードマークの舞踊家・
伊藤キムさんと、頭角を現した頃の美貌が
変わらない森下真樹さん。
個対個と、各々が率いるグループとの二部構成、競演プログラムでした。
(概して)生の舞台を観るのは年初以来でしたので、もうそれだけで
「あー、やっぱり良いなあ」とジンときたのでした。
演者も客席も劇場関係者も、皆、なんだか気合が入っているのを感じて。
個人的には、キムさんが若い頃に「世紀が変わっても活躍するであろう、
日本でのコンテンポラリーダンス界では注目すべき存在だ」と教示して
くださった、ある先輩の言葉を受けて、ずっと彼の活動を気にしてきた
のですが、一時はご本人のソロはあまり拝見できなかったので、それを
今回久しぶりに堪能できたこと、しかもキレの良さを確認できたことは、
私にとってたいそうな収穫でした。
手探りの活動が続く劇場やパフォーマンスの業界に、心を込めてエールを。
今回のプログラムの中に「PCR検査支援:●●●●」という文字を見つけて、
そこからもご関係者たちのご苦労を想わずにはいられなくなったのでした。
今月あたりから、少しずつ舞台作品の上演も戻ってきたかな、と
喜ばしく思っていた矢先、またウイルス感染が拡大してきました。
この先は、どのように進んで行くでしょうか。 とにかくエールを。
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