Calvina's Corner

華々しい年に。 Brooch pins

One of my Japanese friends knew that "my second home" is Scandinavia,
and that I love fancy goods created there...
She kindly tried to make some brooch pins for me!

　「来年があなたにとって華々しい年になります
　ようにお祈りしています」と友人が手作りして
　クリスマスにプレゼントしてくださった
　フェルト細工のブローチ。 年初におろします。

本当に、華々しく明るい年にしてゆきたいと思っています。
考えがぐるぐると空回りしたり、奥へ奥へと潜り込んで、
どうしようもなくなることが多い私だから、なおさらです。

デンマークの雑誌で見るクリスマス。 Christmas in Danish magazines

　友人から送っていただいたものと
　日本でも入手できるものの両方。
　ギラギラしていない北欧の静かなクリスマス、
　自分たちの手をかけて準備するクリスマスを
　想いながら、時間があく度に眺めています。

もちろん、雑誌の中では「作り込まれたもの」も多く
混じっていることも承知のうえですが、楽しいものです。

日本の若い人たちの間では、クリスマスよりもハロウィーンのほうが
人気が高まっている、とのこと。
家族や恋人と過ごす、という習慣や気分が、どんどん薄れているのが
主な原因なのでしょうか。

商戦としても、私が思っていた以上にハロウィーンを重要視する
傾向が強まっているようで、時代は流れているなあ、と強く感じます。

北欧の香りのクッキー！ God Jul

　北欧に留学経験のある友人から
　「懐かしい香りでしょ」と
　手作りのジンジャークッキーが
　送られてきました。
　涙が出るくらい懐かしい強い香り！

湿気てしまったらもったいないとわかっているのだけれど、
この香りをめいっぱい楽しみたくて、部屋にしばらく出しっ放しに。

映画 『ノーマ東京』。 "ANTS ON A SHRIMP"

  デンマークのシェフ・レネ・レゼピ率いるノーマが
 2015年１月に期間限定でマンダリンオリエンタル
 東京に出店するまでの準備を丹念に追った作品。
先に公開された、デンマークのノーマをおさめた
作品を観た人も、逃した人も、ぜひに。

憔悴しながらもレネさんにくらいついていくアシスタントたちの
ひたむきさにぐっときながらも、うらやましいとも思いました。
自分が全身全霊を捧げるに値するものを持っている人たちには、
何か共通の匂いが。
翻って、自分の現状はどうだろう、とどうしても考えてしまいます。

もう一点、レネさんの言動を観ていると、リーダーとして、部下に関して
どのような観察を続けて、どのように個々に声をかけ、彼らの
モチベーションを上げてやり、どのように引っ張っていくべきか、という
ことにも、（もちろんお国柄や性格もあるのでしょうが）学ぶところが
大変多いと思いました。

出来上がったものをぶち壊して、新たな挑戦をする勇気にも頭がさがります。
天才肌で、ほとんどどっぷり周囲に支えられている、という類とは別物。
移民の子供として育ったことも、勉強も、運も、何もかもが入り混じって、
レネさんという人が出来上がり、料理の世界で開花したんですね。
開花から先～結実は、まだまだ先のお楽しみにしておくべきだと思います。

復刻。ムーミン原画柄のハンカチ！ Revival

　ムーミンカフェが日本に誕生した頃に
　気にいって購入した大判のハンカチ。
　洗って洗って、生地も色も薄くなって
　それでも愛用してきました。
　今秋、偶然に復活しているのを発見。
同じものを買い足せる、というのは、なんだかうれしいことですね。
日本では、息の長い商品が比較的少ないから、より一層そう感じます。

食器の入れ替えと見直し。 Mugs

　秋口から、愛用の料理道具や食器を少しずつ
　メンテナンスに出したり、入れ替えたり。
　冬支度、と口に出したり書いたりすると
　大げさになるけれど、気分一新には良い時期。
　それは季節的なことも個人的なことも両方です。

「衣替え」という言葉は、天候が昔とは変わってきたこともあって
ある時点で劇的に実行することは難しくなりましたが、
生活道具や食べ物のほうでは、季節のことも自分で好きなように
考えて区切ることもできるなあ、とも思います。
昔ながらの暦や、自分なりの暦を上手に自由に重ね合わせながらの区切り。
いずれにしても、ていねいに楽しく、と自分に言い聞かせながら、ね。

先日、「11月11日はポッキーの日である」という話をあちこちから聞いたり
読んだりした後、すっかりそのことが頭を離れなくなりました。
で、その日が過ぎてしまってから、「大震災の月命日だったじゃないか!」と
気づいた次第。 がっくり。ぼんやりしていた自分に喝を入れたいです・・・。
自分なりの暦、それは、齢を重ねれば重ねるほど、念入りに考えられたもので
なくてはならないと反省した次第。

『エストニア紀行』文庫版！ Kaho Nashiki

エストニアやラトビアの話を耳にする度に
一度訪れてみたいと強く思います。
古い時代の北欧の様子が未だ残っているようで、それを見たい、
というよりも、その中に入って行ってみたいのです。

梨木香歩さんのこの本、文庫に入ってから持ち歩いて
何度もあちこち開いては読んでいます。

紀行文は、書けそうで書けない、とてもデリケートなものだと
この作品を通してあらためて思い知らされるのですよ。
印象の捕まえどころ、そして、筆の具合・・・。

「車を停めてもらい、外へ出た。
停めてもらって、よかった。
車窓からだと目に入らないような花が、
草の中にたくさん隠れていた。
道路脇だというのに、草いきれの混じる空気には、
寂しいくらいにひと気がなく、それが潔く清々しい。
いつも思うのだが、観光のために構えない、
こういう何気ない路傍にこそ、その国の自然の本質が
現れているような気がしてならない。」

おかしなお爺さんや、不気味な宿のエピソードなどを読むと、
「あぁ！どこへ行っても、似たようなことがあるのね！」と
も思えてきます。

※ 『エストニア紀行　森の苔・庭の木漏れ日・海の葦』
　梨木香歩・著　新潮文庫　550円+税
　2016年6月初版
　ISBN978-4-10-125342-8

マリメッコのゼラニウム柄！ KURJENPOLVI by Marimekko

My Mom's old sawing machine is out of order now .  So, I hand-sewed this tote.
KURJENPOLVI's yellow version is very cheerful!!

 　久しぶりにトートバッグを縫いました。
　ミシンの調子がすこぶる悪いので今回は手縫い。
　この「ゼラニウム」の総柄（KURJENPOLVI
　クルイェンポルヴィ）、何度も見てはいましたが、
　初めて手元に置いて使います。

同柄のモノクロのを「着て」みたいな、白髪になったら派手な色だって
いけそうだな、とも思っているのですが、はて、どうでしょう・・・。

今回は、明るさいっぱいの黄色を選びました。
日本人の感覚なら、これは夏向きの色柄なのかもしれませんが
北欧の人たちならば、周囲が暗くなっていくこれからの季節にこそ
このような明るさを欲するのだ、ということを身をもって知って以来
はっきりした色柄の小物を一年を通して使うことが楽しくなりました。

マリメッコのトートは、様々な柄のものが市販されていますが、
自分で縫う際には、（悪戦苦闘してでも）薄い裏地と内ポケットを
付けます。 それでもってガンガン使います。

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（「だらちくラボ」とは・・・
「だらだらちくちく縫い物を楽しんで実験するプロジェクト」の略です。
不定期で実施中。）

アグネータ・フロック展 Agneta Flock

　1941年、スウェーデン・イェテボリ生まれ。
　テキスタイルと切り絵で柔らかな世界を展開し
　2004年頃からNHKの紹介他で日本でも広く
　知られるようになった女性クリエーター。
　生の作品を初めて観ることができました。
ついでに、たまたまご夫妻で仲良く歩いておられるところにも
出くわしました。
写真や画像からは、もっとはっきりした、なんというか、主張の
強いイメージを抱いていたのですが、❛生アグネータ❜さんは、
どこまでも柔らかく優し気な風情なのでした。

動物たちは・・・少しくすんだブルーで彩られていることが多いのですね。
原色にまみれたものと接することが多い私たちの現実生活とは遠い、
穏やかな世界。

「北欧の女性クリエーター？リサ・ラーソン一辺倒じゃないぞ！」と、
どなたかの熱い主張が聞こえてくるようでした。
既にさまざまなグッズが日本で作られているのも今回初めて知った次第。
詳細はこちらなどから。

ボブ・ディラン。そうきたか・・・。Nobel prize for literature

「ふーん。そうきたか・・・。」
世界中で、たくさんの人たちをそう思わせた、
そして、文学賞の概念を広げた、ということでしょうか。
昨日の発表がいつもに増して話題になっているようで。

本人、受けることにした、ということですよね。
授賞式や受賞スピーチの様子を想像するのが難しいような。