大きな劇場に設置されているパイプオルガンを
生演奏で堪能する機会が数年ぶりに到来。
早目にチケットを手配して、楽しみに待ちました。
遠方まで電車に乗ってコンサートへ行く、という
行為自体も、随分前から封印していたのでした。
耳から入る音、というよりは、全身を貫き通すような音が響く、
高い天井までみっちり充満する、という感じを思い出しました。
クリスマス時期に頻繁に取り上げられる讃美歌や冬季にまつわる歌で
好みのものが演奏リストに多かったため、その心づもりはありました。
が、アンコールにチャップリン縁の、そして、あのマイケル・ジャクソンも
素晴らしい歌唱を残した『スマイル』が演奏されると、もう滂沱・・・。
涙と鼻水でマスクの内側がエライコトになり、スペアのマスクを
付け替えないと帰ることができなくなった次第。感慨深いクリスマスでした。
この先、また新型コロナの変異株が広がるにつれて、コンサートや
アート関連のイベント、展覧会は、萎縮することになるでしょうか。
うまく共存できる方法が、一日も早く見つかることを願います。