Calvina's Corner

カルビーナの静かな暮らし。時々お出かけ。 日記というより短文集。

ふつうのスクラップ24

  • 大奥で愛でられた工芸菓子。 Japanese crafted sweets

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ふつうのスクラップ23

  • 夢色の小菊。

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みんなのお仕事。

ふつうのスクラップ22

  • ピンク。 Pink

劇場版 『荒野に希望の灯をともす』。医師・中村哲。 Tetsu Nakamura

Tetsu Nakamura 今夏に封切られて、今なお、全国各地で
 上映されているドキュメンタリー映画。


今年はウクライナで戦火が続いていることもあるのか、
いや、世界の情勢が、もう総じて「どん詰まり」なんだ、
と考える人が増えているからか、ロングランになっています。

12月4日の命日も目の前ですし、ぜひ多くの人に
ご覧になっていただきたいと思います。
この先、命をどう使うか、皆が深く考えなくては。

死刑に関する発言で(ご本人の希望どおりに)テレビに
連日取り上げられているあの政治家さんは、これを
ご覧になったでしょうか。
「政治家さんたち、必修ですよ」と上映会をしたとしても、
居眠りされたりして・・・。

通奏低音として、シンプルなピアノ演奏による
アヴェ・ヴェルム・コルプス (Ave verum corpus, Mozart) が
流れるのですが、不覚にももう冒頭から涙が滲んでしまいました。
この曲も素晴らしいですよね。YouTubeでいろいろ聴いて下さい。

※ 劇場版 『荒野に希望の灯をともす』
 一度上映が終了した地域でも、アンコール上映が
 実現しているところもありますので、以下からスケジュールをご確認下さい。
 劇場版『荒野に希望の灯をともす』 (ndn-news.co.jp)

2022/11/13 カテゴリー: おもうこと, ダンス・音楽・舞台・アート | 個別ページ | コメント (0)

夜が明けました。 Moring sun

当ブログの管理は、日本の拠点が米国に撤退して以来、
長い間、そちらを通じてのやり取りです。
それでも、手放すことができずに今日まで続けています。

Morning sun 10年以上使っているものですが、今回は初めて
 半月ほども思うように情報アップ機能が使えない
 トラブルに見舞われておりました。
 「やっと、夜が明けた」という気持ちです。
 また、新たな気持ちで。また、よろしくどうぞ。

2022/11/10 カテゴリー: おしらせ, おもうこと, 暮らし | 個別ページ | コメント (0)

人となり。アーティストたちの中身。 Needless information

221022 Koji Hatakeyama 昨日に続いてもう一つ、美術館の中で作品と
 向き合いながら考えたことがありました。
 「あぁ、ここで作品と対峙する間だけで、
 もう‘それだけ’で、余計な情報を寄せ付けない
 幸せな鑑賞もあるかな」と。
 今は、解説や蘊蓄や、インターネット経由の
 情報が、熱心に入手しようとしなくても
 どんどん寄ってきます。プライベート情報までも。

作者の人柄や佇まいまであれこれ想像してしまう、
ただそれ(想像だけで終わる)だけで良い、いや、それだけが良い時も
あるのかな、それがむしろ良いこともあるのかな、と。

2022/10/24 カテゴリー: おもうこと, ダンス・音楽・舞台・アート | 個別ページ | コメント (0)

埋もれた花。 Badly‐kept garden

White flowers 荒れ放題ではないのだけれども、見慣れた場所に
 草が勢いを増して、手入れを待っていました。
 自然の勢いは人間の力や寿命をこともなげに
 超えていきます。そして、どの場面も綺麗・・・。

この花はね、開き始めを横から見ると、トーベ・ヤンソンが描く
野の花を思い出させてくれるな、といつも思うんですよ。

2022/09/29 カテゴリー: おもうこと, 暮らし | 個別ページ | コメント (0)

映画『デリシュ!』。 "Délicieux !"

Délicieux 美しい料理の映画を観ました。『デリシュ!』とは
 「美味しい!」の意。フランス革命が起こるまで、
 貴族と平民が同じ空間で食事を楽しむなどという
 ことはもちろんNG、料理人はあらかじめ定め
 られたレシピをなぞって料理することだけを
求められ、創作も許されなかった時代に、ついに「レストラン」という
概念を生み出し、実現させた料理人の物語です。

じゃが芋やトリュフのように「地中に育つ」あるいは「地面に近い」だけで
悪魔の食べ物、病気をもたらすものだと決めつけられていた、とは!
空中を飛ぶ鳩なんかは、神に近い、つまり神聖な食べ物だったなんて!
知らないということは、哀しいし悔しいし、ある意味で滑稽ですね。

実際の調理の様子、そして出来上がった料理のアップ、郊外の
ため息が出るように美しい自然等々、登場人物(役者)たちを
あんまり観ないで他ばかりに集中していた私なのでした。

※映画『デリシュ!』公式サイトはこちらから

2022/09/25 カテゴリー: おもうこと, ダンス・音楽・舞台・アート, 旅行, 暮らし, 食 | 個別ページ | コメント (0)

「人生は戦いなり」。 Life is a Struggle (Golden Rider) by G. Klimt

Stamp_Golden Rider_Klimt 最近、好きだと思える切手が少なくて
 しょんぼりしていますが、これは
 友人からの封書に貼ってあったもので
 久しぶりに何度も眺めております。

 グスタフ・クリムトの『黄金の騎士』。



愛知県の美術館が、日本の公立美術館として初めてコレクションに加えた
クリムトの油彩画。 いつの日か、実物を観たいよなぁ。

郵便切手の美術シリーズは、シートがアソートになっているでしょ?
あれがあんまりうれしくないんです。好きなのだけ何枚も欲しいから。

今、若い人たちの間で、SNSよりも手で作り込んだ手帖が流行っていると
聞き及んでいて、実物も先日見せてもらったりしたのだけれど、
コロナの影響で籠っている時間が長かったことも影響しているのかしら。

ガラスペンを使って色とりどりの文字を書き分けたり、マスキングテープや
スタンプも駆使したり、と、本当に時間をかけて凝ったものを生み出して
いますよね、みんな。その先に、手紙を書いて送るという行為や文化が、
進化した形で復活すれば楽しいのに、と、私は思っています、

というよりも、そうなるようにと希望を捨てないでいます、と言うほうが
正しいかな。

2022/09/20 カテゴリー: おもうこと, ダンス・音楽・舞台・アート | 個別ページ | コメント (0)

千秋楽。 The final performance

A CHORUS LINE_Card "A CHORUS LINE"。
 1970年代半ばにニューヨーク・ブロードウェー
 で初演。今夏、この名作ミュージカルが
 4年ぶりに東京へ戻ってきました。

コロナ禍もおさまらないなか、公演の状況はどうなるのかな、
と、早目のチケット予約はせずに推移を見守っていた次第。

そして、最後の最後に、やはり見たい、というので
千秋楽のチケットを取ったのでした。

この名作には熱心なファンやリピーターも多いうえに、
今季のツアー最後だ、ということもあり、拍手も盛大で
久しぶりに‘良きアメリカの香り’に満ちたものを、
気持ち良く鑑賞できました。千秋楽には興奮と寂寥が
入り混じった独特の雰囲気があり、この日を選んで正解でした。

個々が抱える複雑な事情や、愛するものに懸けようとする気持ち等に
加えて、日本で社会問題として、やっとここ最近普通に取り上げられる
ようになったものも含まれています。それにしても、遅いっ!  

また日本に戻って来て欲しいし、普段はミュージカルに縁の無い人たちにも
ご覧いただける機会を考え出していただけないかな、と切に願います。
テレビ局も絡んだ公演だったし、全編をテレビで放映しても良いくらいだ、
と思うんですけれど、ね。

天下の公共放送でさえ、劇場中継は削っていますからね・・・。

2022/09/03 カテゴリー: おもうこと, ダンス・音楽・舞台・アート | 個別ページ | コメント (0)

八木重吉さんとほしおさなえさん。 YAGI Jukichi & HOSHIO Sanae

YAGI Jukichi & HOSHIO Sanae 「川越の町を知らなくても、とっても楽しめるから」
 と
薦められて手に取った、ほしおさなえさんの
 小説、『活版印刷三日月堂』。悪い人が登場せず、
 芋づる式に幸福の連鎖が、というか、何やら
 停滞していたり落ちこんでいたりする人たちの
 人生にうれしいことが起こり、それが拡大します。
 仕事や死についても、しんみりと深く考えさせて
 くれて。  

活版印刷にちょっとでも興味があれば、なお楽しめる作品です。

この中で紹介されている、八木重吉さんの『定本・八木重吉詩集』の中に
収録されている「雨」という作品を、以前から気にいって、自室の壁に
コピーをとめつけているのですが、それはまったく別の「傑作詩選」
みたいなオムニバス形式の本に紹介してあったものでした。
これが、やっとどのような作品のどこから選び取られたものなのかを
知ることもできたのです。

今回、せっかくのチャンスなので、まとまった重吉さんの作品集を読もうかな、
と、図書館へ行こうと決めた前日の夕方、なんと、自分の居所から一番近い、
小さな個人経営の古本屋で、その本を見つけたのです。もう、びっくり。
幸いに、コンディションも悪くなく、初版ではないので価格もそう高くもなく、
入手して手元に置くことにしました。昔の本は、装丁さえも素敵ですね・・・。

この夏を締めくくる、一番うれしい買 い物でした。
私も‘幸福の連鎖’のお裾分けをいただいたのでしょうか。

※ 『活版印刷三日月堂』 ほしおさなえ・著
  ポプラ文庫 全6巻

※ 『定本・八木重吉詩集』 彌生書房
  今回入手したのは、昭和62年11月 23版

2022/09/02 カテゴリー: おもうこと, 旅行, 書籍 | 個別ページ | コメント (0)

ブランク。 Blank

遠くから秋の虫の声が聞こえてくるなか、変な時間に目が覚めて
窓から遠景を楽しんでおりました。
空気も少しずつですが変わってきたように思います。

パソコンがやや不調であることに加えて、ご主人さまのほうも
仕事その他で何やかや気力・体力を奪われ、当ブログの更新も
滞っておりました。深刻な問題ではないし、ブランクの間にも
いくつか楽しいことにも出会っていたのでしたが。

朝晩涼しくなってきたし、月も新しくなって心機一転。
また楽しく書き綴っていけたらと思います。 どうぞよろしく。

2022/09/01 カテゴリー: おもうこと, 暮らし | 個別ページ | コメント (0)

東京裁判のドキュメンタリー映画。 Movie, "The International Military Tribunasl for the Far East"

1983年に制作されたドキュメンタリー映画『東京裁判』。

佐藤慶さんの力強いナレーションや、武満徹さんの怖ろしいほど
気持ちをえぐる曲が添えられて、4時間があっという間でした。
。
終戦の月には、毎年何かしら、昭和史や第二次世界大戦に
関連する学びを一つくらいはやろう、と決めています。
ウクライナ他、海外の紛争も止まない今、
今夏は、この映画の4Kデジタルリマスター版を観ようと決めました。

日本の近代史をろくに習っていないなぁ、とあらためて思いました。
自分から学ぼうとしないならば、まったく知らないまま終わる事実が
たくさん詰まっていました。
おまけに、今はそれが繰り返されるかもしれない怖ろしい時代です。

名前だけは知っていた有名人が、モノクロでスクリーンに浮かびあがると
何やら高潔とはほど遠い、卑しい表情や佇まいを見せることもあって、
それは人間らしさだと解釈できないこともありませんが、淋しさも
感じざるをえません。

人間の品格や卑しさについて、最近、何度も考えを巡らせています。

2022/08/17 カテゴリー: おもうこと | 個別ページ

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