ベトベトに湿気が高い日が続き、
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃。
靴や服も、何を選んでも、常に快適、
というわけにはいきませんが、
それでも時々、とてもおしゃれに過ごしている人を見かけます。
傘をさして通りを歩いている人を、
バスの上から、あるいは、カフェの窓ガラス越しに
のんびり観察するのが好きです。
本当に良い傘を使っている人は、この頃少なくなったようです。
16本骨のがっちりしたものや、布の織りや柄まで素敵で
持ち主に似合っているものには、なかなかお目にかかれません。
そういえば、バスの中に大切な晴雨兼用のレース傘を
置き忘れて、遺失物係りに問い合わせた際に
「お客さん。上等な品物ほど、出てこないんですよ」と
言われたのを、思い出しました。がっくり。
みんな、「良いものを欲しいけれど、
選ぶ手間もかけたくないし、お金にも余裕がない」ってことかしら。
洋服やアクセサリーよりは、
大切に使えば長生きするアイテムですのに。
私は、そのうち自分の傘をオーダーしてみたいと憧れています。