Calvina's Corner

調子がいまいちの時。

「どうも調子がイマイチだ」という時。
あなただったら、何をしますか。

ただただ、じーっと待ちますか。

たいていは、気持ちを入れかえて、
少しでも楽しくなれること、明るくなれることを考え、実行しますが、
時々は、「たくさんの人が涙した」という小説や映画で、
しっかりたっぷり涙を流すと、すっきりすることってありませんか。

泣いて、泣いて、泣きつくした後の、晴れやかな気持ち。
悪くありません。

そういう意味でも、自然に涙を誘う作品の情報は、
常備薬みたいにたくさんストックしておきたいと思います。
何かおすすめがありましたら、お教えください。

遠目を計算して着る。

　早々に開いた桜を撮影しにきている女性。

　このコートの色は、
　自分が遠目から観られることを
　きちんと計算していますね。

平凡ですが、やはり。

　この花には、特別の魅力を感じます。
　青空のもとでも、闇の中でも。
　大きく枝をはった樹木の下に潜り込んで、
　真上を見上げるように鑑賞するのが、
　とても好き。

「芽が出る瞬間」というネーミング。

クリエーターの友人が数年前に創った小さな指輪の名前、
それが「芽が出る瞬間」でした。

　まずそのタイトルを→その人のセンスを
　→そして人柄を好きになり、
　ついにその作品を譲っていただきました。

以来、新たな年を迎えてしばらくすると、出してくるのが「お決まり」に。
春を待ち、迎え、そして惜しむまで、目の届くところに置いています。

（私は指にはアクセサリーをほとんど使いませんが）
眺めたり、触ったり、その作品に込められた意味を想像したりと、
いろいろに楽しませてもらっています。

これは、私にとっては、持ち運べる小さなオブジェ。

河津桜。本州一の早咲き？

　河津桜。
　「本州一、開花が早い」と言われているそうですが、
　この切手を入手するまで、まったく知らなかったのです。
　今年はどうだったのかしら・・・。


昨（平成１８）年２月に「ふるさと切手」として発行されたこの２種は、
この季節のお便りにピッタリ。
５０円のだけじゃなくて、８０円のも出してくれればもっとうれしかったのに。

「桜の絵葉書に、この切手！」と、先にコーディネートを決めて
それから誰に出せば良いかを一生懸命に考えている始末です。

気にいった切手は、買いだめしておく必要があります。絶対に。

※この切手（２種）の図柄がもっとしっかり見たい人や、
　　河津桜の解説が読みたい人は、こちら↓↓↓から
http://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/furusato/2006/h180201_f.html

人間も啓蟄みたいな感じになる。

本当は、暦の上では、啓蟄も春分も過ぎてしまっているのですが、
暖かい春の日差しがやっと降り注ぐようになった本日・日曜日の午後、
たくさんの人が、ショッピングやお食事や散策やドライブやスポーツなど、
それぞれのお楽しみを求めて戸外へうごめき出てきたのを見て、
「あれ。人間も啓蟄みたいだなぁ」と思った次第。

たちの悪いインフルエンザもまだまだ流行していますし、
油断はできませんが、身の回りは随分春らしくなりました。
私も含めて、やっぱり春は、なにやらうれしいものです。

でも、特に今夜は、能登地方を中心に、今朝から地震に見舞われ、
避難場所で過ごされる方々のことで、胸がいっぱい。
それが、自分だったかもしれないのですから。

デンマークハウスのモデルに泊まりたい。

ミテクレばかりではなくて、環境にやさしい建材を
一から吟味して用いたデンマーク流の家。

現地視察をしても、多くの専門家がその概観やアイディアだけを日本へ持ち帰る、
という傾向も無くならないなか、本物を貫き、日本でそのコンセプトにまで
理解を得るのには、様々な困難があることでしょう。

例えば、総経費。
「割高でも、環境や人間に優しく、１００年間、家の品質が保たれるのならば、
元は充分にとれる」と思えるのかどうか、ということですね。

「何が自分にとって豊かなのか」「自分は何にお金を使うのか」
ということを、人真似ではなく、選びとる時代が、日本にも来るでしょうか。

本日、体験宿泊可能なデンマークのモデルハウスが、
西宮市甲子園そばにオープンしました。

デンマークを訪れる機会にも、ホテルにしか泊まったことがない私・・・。
こういうところに、泊まってみたいです。
いーえ、住んでみたいです。（きっぱり。）

木の香りも、２階のちょっと隠れ家になったような寝室も、素敵です。

冷房も暖房も、１日たったの２時間だけ稼動させれば、
本物の石から作られたロックウールの外断熱構造のお力で、
あとは何もしなくても快適な温度が保たれるんですって！　魔法みたいに。

※デンマークハウス株式会社の公式サイトはこちら↓↓↓から
　　　　　http://www.denmark-house.com

歩くことは難しい。

舞台の上で、「ただナニゲナク歩く」ということは、
とても難しいことだと言われています。
裏を返せば、これだけで、すべてを語りつくせる至芸にもなり得る、
ということですね。

この上なく自然で、それでいて人を魅了する歩きができる人。
いないようで、ごくたまにいるのですよ、それが。いや、ホント。

ところで、シンクロナイズド・スイミングや高校野球・甲子園大会の
入場行進を見るにつけ、「何であそこまでガチガチに固まったように
歩かないといけないのだろう」と、もうここ何年も疑問を感じています。

・・・あれらを観ていて、太平洋戦争に出る前に雨の中を行進してみせた
学生たちを連想してしまうのは、私だけかしら・・・。

春キャベツの蒸し煮。

甘くて柔らかな春キャベツ。
火を通すと、浅い黄緑色が透き通るようです。

しっかりした鋳物系の鍋（ダッチオーブンやル・クルーゼのような類）に、
豚肉と交互に重ねて入れ、蒸し煮にしてみます。

塩コショウだけのシンプルな味付けにしておいて、
水分はキャベツから出るものだけしか必要ありません。
簡単。

おしょうゆをたらして、ご飯のおかずに。
香ばしい焼きそばをつくって、その上に。
いろいろに使えます。

例えば、マスタードとマヨネーズを練ったものをパンに塗って、
サンドイッチにしてみたりね。

最近、ある料理屋さんで出していただいた蒸し煮には、
春キャベツの他に以下のものたちが入っていましたよ。
　・にんにくのスライス
　・あさり貝
　・菜の花
これに、塩コショウ＋日本酒。　本当にこれだけですって。
おいしいスープを飲みながらいただくの。

春をたんまりいただきましょ。たんまり、ね。

山に遊びに行けないので、映画。

最近、大自然の中に潜り込む、ということがありません。

静かに少し前の映画を見直してみました。

『山の郵便配達』（１９９９年・中国／原題：『あの山、あの人、あの犬』）

静かに漂う湿り気を帯びた山の風に、緑の香りが混ざっている感じ。
主張しすぎない音楽。

ストーリーはさておき、自分の年齢や環境、状況が変わる度に、
何度も見直してみたい作品の一つです。

「考えることなしに、人は幸せを感じることはできない」というような意味の
父親のつぶやきが、映画の最後のほうに出てくるのですが、
まだ正確な台詞とその訳を入手していません。

「貧しい環境、苛酷な暮らしの中でも、真の意味で「考える」作業のできる人間こそが
幸福を見つけることができるのだ」というメッセージ。

人は、考える作業を続けてこそ、人間たりうる、ということですね。

この場合、誠実に、地味でつらい仕事を重ねてきた父親がつぶやく言葉だからこそ、
観客の胸を打つわけですが、「まさにプロパガンダ映画だ」と受け取る人もいるでしょう。

それでも、「考え続けることの意義」のようなものは、私の心に響き、残ります。

意識の中だけでの、短時間の森林浴。
心の中にも山奥からの風が、すーっと吹き込んだ日になりました。