Calvina's Corner

春はまだ先だけど・・・

　これは、旅先で見つけた自転車のかご。

　暗い季節にも、次に花の咲く時を想う。
　持ち主は、きっときっと粋な人です。

可愛い機転。

夕方の満員バスに乗りこんできた男の子。 ４歳くらい。
買い物袋をたくさん提げたおばあさんに連れられていました。

ちょろちょろし過ぎるので、「じっとしていないと、危ないし皆さんにご迷惑でしょ」と
おばあさんから何度も注意されています。 でも、注意の効果は、まるで無し。

ついにおばあさんが「いい加減にしなさい！何度注意したらわかるのっ！」と
キレてしまいました。　その声がバス全体に響き渡ります。

その子は・・・即座に答えました。　「５０回！」って。
可愛い機転、というか、優秀な反射神経に脱帽。

乗客はみんな笑い出してしまって、バスの中の重苦しい空気は一掃されました。

この子にとっての「５０回」というのは、「途方も無く大きな数字」ということかな。
お風呂で浸かりながら数えているから「５０回」を知っていたのかな。

イアン・マキューアンの頭の中は。

　
　今、ぱらぱらと読んでいます。
　本より先に映画を観たので、
　記述が複雑でついて行けなくても、
　おおよそは理解ができています。

　（ある意味、「ズル」ですね・・・）

たった一行の言葉の選び方が絶妙で、考え込んで
行きつ戻りつ。 なかなか前に進みません。

話の筋を楽しむ、というよりも、作家・マキューアンの頭の中で、
細かいパズルが整然と完成しているさまを目の当たりにしている感じ、
（彼の場合の）創作という作業の一部をつらつらと辿る感じだけで
なにやらわからないなりに得るものがあるような、奇妙な感覚があります。

「ひらめき」や「瞬発力」というものが、書く作業に必要だとしても、
細かいかけらを緻密に構築する能力も欠かせないのだ、ということ、
そして、そのそれぞれの分量と全体のバランスを最良のポイントに設定する才能も
もちろん要求されるものである、ということを、
この人の仕事は示しているように思います。

・・・それにしても、不思議な名前の音だ・・・「McEwan」って・・・。

きょうは、これしかない！

　七草粥。
　干し貝柱と昆布のだし。
　昔の人の知恵、恐るべし。

バルサミコ酢のテイスティング！

　舌も鼻も常人よりもずっと優れていて、
　頭も料理の腕も素晴らしい！という友人に
　こんなプレゼントを選んでみました。
　バルサミコ酢のテイスティングができる小さなキット。
　年数によって、熟成の度合いが異なります。
　（８、10、20、40年物がそれぞれ一瓶ずつ。）
　「彼女はどんな感想を漏らすだろうか」と
　考えるだけで、こちらが楽しみになってしまいます。

実は、昨夏の終わりにデパートで見つけて、ずっと気になっていた商品。
自分用には買わないんですよ。　私よりももっと楽しんでもらえそうな人に贈るの。

始まり。始まり。

　
　仕事が本日からスタートする方も多いことでしょう。
　年初の月曜日、ですもんね。


楽しみを求めてすんなり楽しいことに出会えれば素直にうれしいけれど、
仕事やその他どうしてもやらねばならないこと、
そして、避けられないことの中から、
ひとつでもうれしいことが見つかるようにしたいと思います。

松前漬け！ 味覚はいつまでも成長するのか。

　ずうっと苦手で食べられなかった数の子ですが、
　この正月に「松前漬け」というものを試してみたところ
　これはほとんど好物に近いことがわかりました。感動。
　細切昆布やするめを一緒に漬け込んだものです。

もともと、酒の肴と言われるものには目が無いのですが、ね。

まだまだ、生きているうちに食べられるようになるもの、
それも「おいしいなぁ」と思えるものが、きっと増えるぞ。

夜中に布団の中で「松前漬け」をパスタと合わせたらどうなるか」を
熱心に考えてしまいました。　（実行は、まだ。）

ワタクシ、けっして大食漢ではないのですが・・・
「あんた、食いしん坊だからね」と、たびたび（あちこちから）言われます。
本人は、そんなことは決してないと思っています。　いたって普通です。

「願望の強さ」ということについて考える。

自宅周辺も冷えこみが厳しく、雪もちらついた元旦でしたが、
その後はやや天気も回復し、例年よりも静かに
家の中で過ごす時間の多い正月に恵まれました。

西村玲子さんの著書を読み返していたところ、
今まで心に響かず読み流していた一節が、
何やら心にひっかかってきました。年初にマッチしていたからでしょうか。

「生活設計は自分の願望の強さを反映したものだと思う。
こうしたい、ああなりたい、あんなところに住みたい、
それを一つひとつかなえて向上していく。
それのための努力を惜しまない人にのみ向上はあるのだと思う。
なりたい自分になれる、というドリームはなりたい気持ちの強さなのだ。」

（『50歳からのおしゃれ生活』　西村玲子・著
　　大和出版　2002年9月初版　1,300円+税　より）

ま、「強く願う」その願い方によっては、
身を滅ぼしたり人に迷惑をかけたりする例もあるのでしょうが、
ここから始めないと何も変わらない、ということは本当ですね・・・

今頃書いています・・・

　年賀状。今頃ぼつぼつ書いています。

　言い訳したくないので潔く。
　正月こそ、一番ゆっくりこういうことが
　できるんですよ。 （きっぱり。）

「ふつうのスクラップ０９」（画面左側）が新たにスタートしましたので、
カルビーナのオリジナルのカード（年賀状にも流用）を
いの一番にご紹介してみました。
スクラップの中の写真は、クリックすると拡大し、
簡単なコメントと併せてご笑覧いただけるようになっています。

のろくても。

新年おめでとうございます。

のろくても、私らしく、一歩ずつ。
そして、ちょっぴりは冒険もしなくては。

皆さまにとっても、明るくおだやかな良い年になりますように。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

　新しいスケジュール帳をおろしました。
　使い始めの気持ちって、やはりいいですね。
　これは海外の暦もチェックできるもの。
　いくつかの選択肢の中から、ピンク色を。