27日(土)深夜。
フィギュアスケート世界選手権、女子フリーの模様を
ラジオ・カナダがインターネットで完全中継しているのを発見。
夜更かしして全部リアルタイムで観ました。 世の中進んでる・・・
キム・ヨナは素晴らしいスケーターだと思っています。
けれども、今大会のモチベーションの低さ、コンディション・コントロールの拙さに
何故あんな高得点が出るのか、さらに言えば、きっちりとミスを抑えて
内容の充実した演技をした者たちよりも、ミスの多かった彼女のほうが
何故高得点なのか、これにはまったく納得がゆきませんでした。
「その日の出来よりも、普段積み上げている評価が大切」なんて論外。
やる気と集中力の無さが感じられたら大量減点!
あるいは、難しい技に挑戦したらボーナス点加算!
すっぱりした潔さが、スポーツの魅力でもあるのですから。
フィギュアは好きな種目だけに、本当に後味が悪いです。
テレビの録画放映も観て、丸一日考え込んでいました。
スポーツと芸術の間で、フィギュアはいつも揺れているようです。
現在の採点方法の透明性が非常に低いことから、
競技スポーツから遠く離れて行っているような気がします。
以前は、各国のジャッジが何点つけたかを即行で明示し、
さらに、最高点と最低点を切り捨てた残りを足して得点とする、
という方式でしたよね。
誰の目にも「ははぁ、またあの●●国のジャッジが、自国の選手に
下駄を履かせたかー(大苦笑)」とかいうことまで観客にも見えていました。
「個人攻撃を避けたい」ということで伏せられているのかもしれませんが
闘う選手たちが人生をかけていることを考えたら、ここはジャッジも肝を据えないと。
それから、コーチやチームの監督クラスが、
納得のゆかないジャッジに対して、その場で理路整然と
質問や抗議をぶつけられるようなシステムも必要ではないか、と。
ついでに、連盟の老いた大御所たちにも去っていただきましょう!
そうでないなら、競技スポーツから「ショウ」に移行すべきです。
あー、つまんない。 でも、楽しませてもらったシーズンでした。
はじめまして。キムヨナファンですが、今回の採点は私も疑問でした。
フリーしか見ませんでしたが残念な演技だと思ったし。
点数が高いことで彼女を悪者のように言う人もいますが、
彼女が悪いんじゃなくて、しくみが悪いので…選手達が気の毒ですね。
私もフィギュアを見ていて何か訴えるもののがある選手が好きです。
+αにちょっと共感しました。
投稿情報: おにぎり | 2010/03/30 12:18
おにぎりさん! はじめまして。
もう、本当にそうですよね。
選手が頑張りがいのあるきっぱりしたしくみが無いと、
よけいなことで雑音や尾ひれが付いて、
みんなモチベーションが下がる一方になりますし、
フィギュアのファンも失うことになるでしょうから・・・。
それにしても、いろんな人のパフォーマンスを観るのは
ホントに楽しいですね♪
投稿情報: Calvina | 2010/03/30 14:12
安藤美姫がすばらしい表情で演技していて、気持ちよかったですね~。
なんか吹っ切れたような、もしや引退するつもりかも?と思えるくらい。
真央ちゃんとヨナ、真央ちゃんに足りないものは
溢れんばかり表現を楽しむことかなと思います。
パーフェクトで・・・の言葉から
自分らしく楽しみたい・・・の言葉が来シーズン聞けたらいいな~。
そうなったとき、彼女の演技はどこまでいくのか
今から楽しみです。
投稿情報: ふくわうち | 2010/03/30 20:01
ふくわうちさん!
やっぱり観ておられましたねっ!
そうですね。個人的には、安藤美姫(『クレオパトラ』)や
長洲未来(『パイレーツ・オブ・カリビアン』)など、
肩の力がうまく抜けて、‘遊び’というか余裕がある子たちの演技は
とっても良かったと思いますし、
こういうのにもっと高い得点をあげたかったです。
「楽しむ」という境地を、かつて棟方志功が
「神さまと遊ぶ仕事」と表現した、というエピソードを思い出しました。
投稿情報: Calvina | 2010/03/31 01:35