Calvina's Corner

春の黄色！

   風がまだまだ冷たくてしかたないのに
　開花は早まっているものが多いのかな。

　近所のタンポポは、身を縮めているみたいで
　ほとんどどれも‘寸足らず’です。

モノクロ対カラー。

フィギュアスケートのシーズンが終了。

　今季、一番好きになった写真がこちら。
　新聞で見つけて、ため息が出ました。
　〔AFP時事〕

　オリジナル（カラー）よりも、
　個人的にはモノクロのほうが
　透きとおるように美しく見えると
　思うのですが、いかがでしょうか。

『Arne』の出ない３月。

大橋歩さんが『Arne』を潔くストップされた後、初めての３月が来ました。
「あ、いつもだったら今月半ばに一冊出ているのにな」と思うこの頃。

基本、『ku:nel』は立ち読みして、『Arne』を購入、というパターンを
守っていたのに、この春は調子が狂って淋しい気持ち・・・

と思う間もなく、今回の『ku:nel』の特集「料理上手の台所。」が
どうしても気になり、久しぶりに購入してしまいました。

人さまの本棚、台所の棚や生活道具の置き場所を
細かく観察するのは、とってもとっても楽しい！

　冒頭の、日置武晴さん（カメラマン）の台所は、
　他の本でも少し拝見したことがあるけれど、
　道具の選び方も収納も良いなあ、とため息。

　例えば、この写真の中の瓶の奥にある本の
　タイトルまで気になって、じーっと観察します。


私の場合は、すぐ甘っちょろいテイストのものをあれやこれや
足してみたくなる傾向があるので、こんな潔さの前にはひれ伏すのみデス。

もう長い長い間、雑誌の定期購読というものをしていません。
本屋さんでぱらぱらとページをめくってみて、
好きだなと思った時だけ購入する、というパターンを守っています。

仕事人、角田光代さん。

　この人は、とんでもなくきっちりと仕事をするそうな。
　通勤して仕事をするサラリーマンのように。
　膨大な思考と習作の積み重ねでこのまま突き進むと
　おばあさんになった暁には、どんな作品を書くのか。
　始めっから浮世離れした作家とは異なるタイプ？

これは世界各国を旅した記憶をまとめた読みやすい本。
角田さんのように辺境の地に一人で出かける勇気が無いなー。
というか、追い求めている旅のスタイルが違うだけに、読むと面白く感じるのかも。

私はどちらかというと、この人の作品は、こういうエッセイのほうに興味があります。
それと本人の人生そのものに。
旅と食べること（含・料理）を大切にしているところも好きです。

※ 『いつも旅のなか』　角田光代　アクセス・パブリッシング　
　2005年4月初版　　1,500円+税
　ISBN: 4-901976-22-2

※ 角田さんのウェブ連載エッセイ 『今日もごちそうさまでした』 も楽しいです。
　　http://kakuta.aspect.co.jp/essay/

フィギュアスケート採点方法・・・

27日（土）深夜。
フィギュアスケート世界選手権、女子フリーの模様を
ラジオ・カナダがインターネットで完全中継しているのを発見。
夜更かしして全部リアルタイムで観ました。 世の中進んでる・・・

キム・ヨナは素晴らしいスケーターだと思っています。
けれども、今大会のモチベーションの低さ、コンディション・コントロールの拙さに
何故あんな高得点が出るのか、さらに言えば、きっちりとミスを抑えて
内容の充実した演技をした者たちよりも、ミスの多かった彼女のほうが
何故高得点なのか、これにはまったく納得がゆきませんでした。

「その日の出来よりも、普段積み上げている評価が大切」なんて論外。
やる気と集中力の無さが感じられたら大量減点！
あるいは、難しい技に挑戦したらボーナス点加算！
すっぱりした潔さが、スポーツの魅力でもあるのですから。

フィギュアは好きな種目だけに、本当に後味が悪いです。
テレビの録画放映も観て、丸一日考え込んでいました。

スポーツと芸術の間で、フィギュアはいつも揺れているようです。
現在の採点方法の透明性が非常に低いことから、
競技スポーツから遠く離れて行っているような気がします。

以前は、各国のジャッジが何点つけたかを即行で明示し、
さらに、最高点と最低点を切り捨てた残りを足して得点とする、
という方式でしたよね。
誰の目にも「ははぁ、またあの●●国のジャッジが、自国の選手に
下駄を履かせたかー（大苦笑）」とかいうことまで観客にも見えていました。

「個人攻撃を避けたい」ということで伏せられているのかもしれませんが
闘う選手たちが人生をかけていることを考えたら、ここはジャッジも肝を据えないと。

それから、コーチやチームの監督クラスが、
納得のゆかないジャッジに対して、その場で理路整然と
質問や抗議をぶつけられるようなシステムも必要ではないか、と。
ついでに、連盟の老いた大御所たちにも去っていただきましょう！

そうでないなら、競技スポーツから「ショウ」に移行すべきです。
あー、つまんない。 でも、楽しませてもらったシーズンでした。

ティーレマン + ミュンヘン・フィル！

クリスティアン・ティーレマン（Christian Thielemann）指揮、
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の来日公演真っ最中。

ブルックナー：交響曲第８番ハ短調（ハース版）。
ぶっ続けで二時間近くの演奏を生で堪能したのは初めてで、
「あぁ。 耳の洗濯とはこういうことを言うのか」と思った次第。

ドイツのオケらしく、骨格がしっかりしていて、
のってくると「ガシガシ、ワシワシ」弾きます。
コントラバスやチェロあたりが「ガシガシ」弾くと、底からずしんと響いてきますね。

この作品には、「短くカットしたら、『スター・ウォーズ』に使えるんじゃない？」
というがっちりしたフレーズが、ところどころに散りばめられています。
そして、「優美さの中にも、どす黒いものや死の匂いがある」とか
「決してキラキラ光らないきらびやかさというものもある」とかいう主張を
感じたのでした。

最終章（第四楽章）は「闇に対する光の完全な勝利」を表している、と某解説で
読みましたが、私は「完全無欠のハッピー・エンドではなくても、
納得のできる結末は明るい」とブルックナーさんは言っているような気が。
もっと何度も繰り返して聴くと、印象は変わってゆくでしょうか。
新しい発見もあるでしょうか。
サントリーホールの別プログラムも聴いて比べたくなった私・・・。

ティーレマンさんは、2011年以降、どんな活躍の場を見つけますかね。
髪型を変えて、頭を振ったら「はらりんっ」と動くように工夫して欲しいなー。

※ 来日公演の詳細はこちら↓↓↓から
　 http://www.asahi.com/mphil/

優しいマカロニ。

「髪の毛がいつもに増してぼさぼさする」というのは
私の場合、体調が冴えない証拠です。
薬や医者は要らないけれど、どうもパッとしない、という状態。
今は季節の変わり目だから、こういう人も多いはず。

　こんな時はスープを準備することが多いのですが、
　今日は久しぶりに思いたって、小さなマカロニを
　優しいチーズ味で柔らかめに料理してみました。
　グラタンのようには焼きません。 味付けもあっさり。
　するするっと喉を通るなつかしい温かさは正解でした。

小休止。

　今月は、初旬に一段落した仕事が一件あったので、
　その後はポカッと燃え尽きたのか、安心したのか、
　脳みそも身体も動きが鈍くなっているような感じ。
　春はとにかく眠いし。

「年度末の業務のために、いつもに増して仕事が多いぞ」という方も
世の中には多いはずなので、「なんだ、こいつ。 さぼってばかりだな」と
怒られそうですね。

その代わりと言ってはなんですが、
次の仕事の計画を練ったり、読みたかった本をまとめて読破したり、
新しい買物の算段をしたり、逆に私物を手放したり、と
動きが鈍いなりに、いつもと違うことをしようとはしています。

何故だか、やたらと買いたいものも多い春です。
10年に一度くらいの、いろいろな節目がまとめて来る時期なのかも。

あー、そうそう。 ツイッターの研究もしようと思っているんです・・・。
すでに使いこなしている方は、私のページを探してみてください。
（あ。 でも、まだ当ブログと繋いだ、というだけですけど。）
私は、人さまのつぶやきを覗かせていただくのが主な目的です。

ややこしいのぅ。 「やってて良かった」という出会いはあるかのぅ。
問題の根本は「何ができるのか」「何がしたいか」が、自分でもよくわかっていないこと。

ピンク・オン・ピンク。 ビーズとスパンコール。

   普通は服の「リメイク」と言えば
　着飽きたものや傷んだところがあるものを
　生まれ変わらせるのが多いんでしょうが
　この上着は店頭で見つけた（新品の）時から
　「改造しよう」という計画が頭に浮かんでいました。

　（あ、でもね、最近購入したわけじゃぁないんですよ。
　季節はずれに見つけて、冬眠させていました。）

煙に包まれたようにボーッとぼやけた花柄に、少しだけ
艶のある元気なピンクや透明な光を足してみたかったの。
ま、やってみて失敗したら、はずせばいいわけだし。
（そこが「ラボ」のいいところ♪）

「柔らかくて温かいもの、でも軽いもの」が欲しくなる季節になってきました。
淡いピンク色の服にどうしても目が引き付けられる今日この頃。

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（「だらちくラボ」とは・・・
「だらだらちくちく縫い物を楽しんで実験するプロジェクト」の略です。
不定期で実施中。）

独り占め。

　例年よりも早目に開花している桜。
　天候が荒れて冷え込んでいても、
　開花しているうちに観ておきたいので
　えいっと散歩に出かけてみました。
　雨の合間なので、人出はほとんど無し。

とびっきり上等のコーヒーをいただいてから、するっと日常に戻りました。