雑誌をいつもよりも少なくしか読まない春でした。
「これはおもしろそうだな」という
糸井さん特集号を傍に置いていたの
ですが、発売から一ヵ月半も経過して、
今頃やっと拾い読みしている始末です。
マルチな才能については、もう恐れ多くてコメントのし様がありません。
われわれは、それぞれにその一部だけを見知っていて、
その材料だけで「彼はこんな人」だと勝手に批評している気がします。
『BRUTUS』が今年1月12日から3月5日までの2ヶ月間、
密着して拾い上げた糸井さんの言葉の中から、
二つだけ抜書きさせていただきます。
ご紹介したい、というよりも、自分で自分の中に留めたいがために。
知の条件。
自分がどういうふうに見えているか、自分の思っている自分と
人が考えている自分との距離がほとんど近くて、
自分が今いる場所がどういう場所で、どうしていきたいか
ってことを知っている・・・それが知的ということだと思います。
(1月19日)
会いたくなる人。
この人といる時の方が私が出てくるって思ったら、
その人といることは、すごく嬉しくなるわけで。
恋愛とそっくりの感情が行き来しますよね。
(2月16日)
3.11直後に、同じ企画でこの人の言葉を続けて拾ったら、
どんなものが出てきたのだろう、それも読みたい、と思いました。