雑誌をいつもよりも少なくしか読まない春でした。
「これはおもしろそうだな」という
糸井さん特集号を傍に置いていたの
ですが、発売から一ヵ月半も経過して、
今頃やっと拾い読みしている始末です。
マルチな才能については、もう恐れ多くてコメントのし様がありません。
われわれは、それぞれにその一部だけを見知っていて、
その材料だけで「彼はこんな人」だと勝手に批評している気がします。
『BRUTUS』が今年1月12日から3月5日までの2ヶ月間、
密着して拾い上げた糸井さんの言葉の中から、
二つだけ抜書きさせていただきます。
ご紹介したい、というよりも、自分で自分の中に留めたいがために。
知の条件。
自分がどういうふうに見えているか、自分の思っている自分と
人が考えている自分との距離がほとんど近くて、
自分が今いる場所がどういう場所で、どうしていきたいか
ってことを知っている・・・それが知的ということだと思います。
(1月19日)
会いたくなる人。
この人といる時の方が私が出てくるって思ったら、
その人といることは、すごく嬉しくなるわけで。
恋愛とそっくりの感情が行き来しますよね。
(2月16日)
3.11直後に、同じ企画でこの人の言葉を続けて拾ったら、
どんなものが出てきたのだろう、それも読みたい、と思いました。
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こんにちは。
ほぼ日刊イトイ新聞のサイトで、震災直後から彼がどう考えたのかが記載されています。
襟を正したり、うなずいたり、安心したり、動揺したりしました。
投稿情報: ふ | 2011/06/02 13:02
ふ さん !
書き込みどうもありがとうございます。
今、ご紹介いただいた地震関連のコメントを、
以下から順に確認してみています。
http://www.1101.com/20110311/darling.html
難しい言葉を決して使わない、というところが、糸井さんの凄さだと思います。
一方、私が『BRUTUS』他に期待している役割というのは、
彼自身が彼の一番使いやすい自分のツールや方法で
自ら発進したコメントではないものを、脇から気づいて拾い、
盗み取り、それらを独自の方法で料理して発進していただく、ということ。
でないと、本人から発進されるものは、
分量と支持が多いだけに、‘平ら’になってしまう危険を感じるから。
そう言えば、昨晩(6月2日)、NHK『クローズアップ現代』が
「幸せのモノサシ」というテーマを取り上げ、
そのゲストとして糸井さんが登場しておられましたな。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3050
投稿情報: Calvina | 2011/06/03 11:47