一気に再読しました。
一気、なのだけれど、今の自分に特にひっかかる
部分を、何度もなぞりながら考えを巡らせました。
「世の中には、嫌なことがいっぱいあって、
最低な人間もいっぱいおって、いい人の中にも
最悪な部分はあって、そういうものばっかりにぶつかる人生も、
やっぱりあるとは思うんよ。人の人生は、ビックリするほど
不公平じゃけぇの」
「けど、それが全部じゃない。しょせん一部じゃ------。
それが最近、なんとなく、わかってきたような気がするんよ・・・・・・。」
(主人公・希実の従妹、沙耶の言葉)
本と戯れるにはもってこいの季節に入りましたね。
※ 『真夜中のパン屋さん』 大沼紀子・著 ポプラ文庫