Calvina's Corner

バレリーナのブックマーク。

バレリーナのリリー（Lily）ちゃん。

友人が発見して、連れてきてくれました！
プラスティック製です。
台紙もとっても凝っていて、とってもうれしかった。

　

　ブックマークやしおりって・・・

　いろいろもらっているような気がするけど、
　ここまで楽しいのは初めてだー。

　アメリカの会社の商品で、他にも凝ったのがあるそうな。
　　http://www.deluxebookmarks.com

　あ、もちろん、日本にも輸入されていますよ。

バレエのモチーフを使ったファンシーグッズは、
「私に関係があるから」という理由から、
身の回りに集まってきがちですが、
このリリーちゃんのようにちょっと拗ねたような顔だったり、
豆粒のように小さな絵だったりする方が好きです。
ベタベタに甘いお菓子がニガテなのと似ていますかねぇ。

こどもは謝ることができると思うけど。

バスに乗って、例の調子でうつらうつら夢気分の午後。。

と、真後ろに座っていた５～６歳くらいの女の子が遊んでいた
おもちゃとべたべたの飴が、私の髪に、ベッチャリ！

女の子の隣りに腰掛けていたお母さんが、平謝りです。
お母さんだけ。
そして、（たぶん最寄のバス停ではなかったと思いますが）
次でそそくさと降りていきました。

・・・

同じ日。
今度は、電車の切符売り場で。
私のすぐ前に並んでいた、小学生の男の子。
切符を買った後も、ずーっとその場で遊びに夢中で動きません。
私の後ろにも、たくさんの人が並んで待っているのに。

隣りにいたお母さんは、
「後ろの人たちに、ご迷惑をかけたら駄目でしょっ！と
子どもをみんなの前で叱って、ひきずって去りました。

・・・

どちらの子どもも、おそらく、「自分が人に迷惑をかけた」って
まったく自覚できないままだと思います。
自分から考えて、その意味がわかって「ごめんなさい」が言えない子だから。
ちゃんとわかる子は、もっと生まれてからの年数が
ずーっと少なくても、わかるのに。

今、幼い頃から自家用車ばかりでお出かけすることに慣れきってしまって、
公共の場や乗り物で、どうふるまったら良いかを知らない人が
とても増えているのだそうですね。

このブログは、楽しいことをたくさん見つける場にしたいんですけど、
いきなり美容院で髪をカットしなくちゃいけなくなった「怒」の気持ちが
今日はどうしても爆発してしまいましたー。

「歴史の流れをわしづかみにできる知性」いまいずこ。

哲学者、鶴見俊輔さん、８４歳。
「核と戦後民主主義」というテーマで、
１０月２４日に朝日新聞（朝刊）の対談シリーズがスタートしました。

一回目のお相手は、政治学者の姜尚中（カン・サンジュン）さん。
たまたま、ごく最近、姜さんの講演を聴く機会があり、
鶴見さんと対談したことにも触れられていたので、記事は興味深く読みました。

鶴見：今の政治家には物事を大きくつかむ力が欠けている。
土佐の坂本竜馬、後藤象二郎、薩摩の西郷隆盛、大久保利通ら、
幕末から明治にかけて大きく時代をつかむ人が出た。

姜：「大きくつかむ」ための根っこは何でしょうか。

鶴見：（一部略）
答えは一つじゃない。いくつもあって、それが思索というものなんだ。
しかし、学校では正しい答えは一つと決めてしまう。
概念をきれいに整理して箱に積み上げる。
そこでは混沌とした部分は切り捨てられる。
残滓のないまま、箱を積み上げていくと効率はいい。
しかし、最後は戦争になるんじゃないのか。

姜さんは、私が聴いた講演の中で、この対談を振り返り、
「歴史をわしづかみにできる知性」が、今こそ求められている、
と噛み締めるようにお話されていました。

・・・わしづかみ、という言葉には、確かに力が備わっているように感じられます。
歴史だけではないでしょう、今、わしづかみにしなくちゃならないのは。

K師匠のこと。

告白。パソコンもインターネットも、かなり苦手です。

携帯電話も、「緊急の場合、あなたの捜索がものすごく大変。
どうしても持ってもらわないと、困るじゃないのっ！」と
仕事先の人に叱られて、しぶしぶ持ちました。

タイプライターとワープロは、比較的早く使用を開始し、
テキスト（のみ）を打つのが仕事だと思ってきたのですが、
ライター業とは言え、現在は、実は仕事の内容も様々で、
パソコンが使いこなせるかどうか、少なくともその知識があるかどうかが、
ますます重要な鍵になってきているのを感じます。（遅いって。）

K氏とは、３年ほど前に、ある仕事で知り合い、
業務を補佐してくださる立場から、
ITのイロハを一から教えてもらいました。

ブログも「ライターとしては、必須。役に立つ」と薦めていただき、
０５年１月に初挑戦したのですが、これが短期間のうちに見事に玉砕。
今年の春から仕切り直して、やっとこのブログを開設した次第です。

挫折した原因を振り返り、のんびり続けられるように、一応考えて、っと。

やっと形がついてきた今日この頃、「師匠、見てください」と伝えると
「やっぱ、今度はmixiでしょ」と、あっさり。ばっさり。

ひぃ～。また「はるかかなたに、次の目標設定」ですか、師匠。
弟子は、青息吐息、なんですけど。

あ、そうそう。ドラゴンズ負けたからって、倒れないでくださいっ。

映画『父親たちの星条旗』

クリント・イーストウッド監督作品の硫黄島２部作のうち
先に公開される『父親たちの星条旗』試写を観ました。

国同士の争いごとが、いつまでもいつまでも絶えない中で、
今年に入ってから観る映画、観る映画、どれもそれに関係あるものばかりです。

アメリカから見た太平洋戦争の激戦地、硫黄島。

星条旗を高台に打ち立てる兵士たちの報道写真を、
私も以前に見たことがありますが、
エピソードが隠されていたことは知りませんでした。
勝った側にも、英雄はいなかったようです。
原作も読む必要が。

旗を掲げる瞬間を写真に撮られた６名の戦士の一人ひとりに、
そして、その前後に失われた多くの無名戦士たちの尊い命に、
自分の気もちをまっすぐ向けることくらいしか、今はできることが何もありません。

ぐるぐる考えをめぐらす前に、まずはたくさん知るところから。
（「まずは」「まずは」ばっかりでも、良くないな、とは思うんだけど。。）

日本から見た硫黄島『硫黄島からの手紙』も、必ず観ます。

※特に、これから見る方のために↓↓↓
　　http://www.iwojima-movies.jp

蟹肉とレタスの炒飯。

ともだちとご飯。
こぎれいな中華料理屋で、おしゃべりしながらいろいろ味見。

家では「レタスを炒める」という発想がほとんど無いのですが、
中華系の店では、炒飯にレタスが炒め込んであるのを見かけます。

具が踊るように強火をあてて、シャクッとしたレタスの微妙な食感も
残してあります。
繊細な香りも立ちのぼって、蟹肉との色の組み合わせもきれい。

他に余計なものが入っていないのも、潔くて大正解。

背筋を伸ばして、トレンチコート。

大型台風のために花や木の葉がもがれた後、
この秋はからりと乾いた晴天が続いたので、
木々が「もう春になった？」と勘違いして、
花をつけた、というニュースが各地で飛び交っていました。

それでも、そろそろ、「冬将軍の露払いの子分の子ども」くらいの
冷たい風が、街を舐め回すように襲う日もあります。

いよいよ厚手のジャケットや、コートが恋しい季節が目の前に。

身体のラインを誇らしげに出して歩くことには、もう興味がなくなり、
「包む」「覆う」役目を持った服が好きになってきました。
俗に言う「はおりもの」ですね。
でもねぇ、優しく包んでくれるものばかりではありません。

今シーズンは、トレンチコートが流行っているのだとか。
どちらかと言えば、正統派のトレンチは、
背が高く、骨格もしっかりした人にこそ、似合うものだなあ、と
個人的には思っています。もともと軍用コートですしね。

映画やドラマの中で、ボロボロに限りなく近くなるほど着古したトレンチは、
それはそれは粋に見えますが、
自分で２０年以上使っているものは、粋じゃなくて、ただのボロになってる。

それでも、着たい。
口を真一文字に結んで、ルージュをひいて、目線を上げて、背筋を伸ばす。
ぐっと気分が引き締まる服なのです。

私電でゴトゴト。

電車で遠方からのお客さまに会いに行きました。

初めての線ではありません（何度も何度も素通りしている駅です）。
電車に乗っている時間も、３０分もないくらいです。
が！　最寄の駅へ降り立ったら「ここはどこ？」状態。

外国で一人きりでウロウロしているのと
似ている状態になってしまいました。
ある意味、とっても楽しー。（日常からの逃避はほとんど趣味。）

ほんの少しだけ「いつもの○○」からずらしただけで、
日常は全く目新しいものに変わるのです。

目新しいものが、自分にとって本当に価値のあるものなのかどうかは
それだけではなんとも判断つきませんが、
そちら側に立って自分の軸（だと思っているもの）を改めて確認する時、
それが「ゆるぎないもの」とは程遠かったのだな、と思い知らされます。

コルシカ島の宝物を間近に聴く。

コルシカ島。フランス領。

地中海に浮かび、フランスとイタリアのせめぎ合いが絶えない歴史の中で、
独特の声の文化が、ほとんど男性のみによって歌い継がれてきました。
それは、日常に宿る身近な神聖なるものへの畏敬、祈りの文化です。

60年代以降、文化の見直しを、という風潮が高まり、
コルシカ語による多声合唱が息を吹き返しました。
「コルシカ島のポリフォニー」と呼ばれています。

島には、多くの活動グループがあるそうですが、
この度来日した「ボヂェウェントゥ」（コルシカ語で「声は風」の意）は
男性６名のグループ。
ギターのみを使用し、アカペラで聞かせるレパートリーも
たくさん持っています。

（このような比較は、両者に対してちょっと失礼かと思いますが、あえて、、、）
ゴスペラーズをずっと野太くしたような感じで、迫力満点。
自分のルーツにきちんと根を張った表現をする者たちの
確信めいた強さが、その活動を支えているのを感じました。

耳に片手を当てて、精神を集中して歌う各人の姿も、
大変印象に残りました。
（彼らの慣習なのか、会場で見かけたイラストにも、
子どもが片手を耳に当てて歌う姿が描いてありましたよ。）

※参考CD：『ルーデュ・ウィ・ウィーダ』(2005年）

※さらにご興味のある方はこちら↓↓↓から
　(日本コルシカ協会公式サイト）
http://www1.odn.ne.jp/cah02840/CORSICA

数行に出会うために読む。

知人から、長編の漫画本を全巻一度に貸してもらいました。

とても人気のある作品で、すでにTVアニメ化、さらに実写映画化も
されているのですが、私がチェックしたのは、今のところ原作だけです。

この中で、何度も繰り返し読んだフレーズがあります。

（美大の教え子から先生への質問：
「先生もさみしくなったりしますか？」に対して）

「ん？　さみしいよ
でも　ただそれだけの話だよ
こう　波みたいに　がーーーっときて
かと思ったら　すーーーっとひいて
それがずっとくりかえし続くだけさ

時々　大波が来て　
心臓がねじ切れそーになって
のたうったり
叫び出したくなりそーな夜とかが
周期的にやって来たりするけどね
ま　そんだけの話　
命に別状はないよ☆」

(以下は、先生の心のうち）
「・・・子供が子供なのは
大人が何でもわかってるっておもってるところだ」

あぁ。これに出会うために、読んでいたのか、と妙に納得しました。

※ちなみに、その漫画は『ハチミツとクローバー』
（羽海野チカ・作／集英社）　
ご紹介のフレーズは、第７巻より抜粋させていただきました。　
さらに興味のある方は、こちら↓↓↓から
　　　　　　　http://hachikuro.net/