Calvina's Corner

外で食べるもの。アイディアいろいろ。

外でいただくごはんに、このところ
いろいろとおもしろいアイディアが見つかって、
「ふーん」と感心してばかりです。

例えば、最近の例では・・・

なんでもない（けれど、手間をかけている）マカロニ・グラタンに
小柱とマロンをたくさん入れて、少し甘めに味をつけたもの。

鶏のささ身とカブが主役の野菜サラダの上から
さつま芋のチップスを（あまり砕かないままで）ぱらぱらとかけたもの。

「出来る限り、家でごはんを食べる」というのが
母親譲りの私の生活の軸（外食が続くと途端に元気が無くなる）なのですが、
その定番に、外からのアイディアを時々もらって加えたら、
また何かが新しくなっていくなぁ、と実感中。
立ち読みでもらったヒントを実現してみる、というのも、もちろんあります。

「年上の目標はいますか？」と自分に問う。

「新藤兼人さん、すごいよねぇ。いま96歳！
２年前まで、映画の撮影現場で、
普通に立ったままで監督していたんだってよ。
今回（最新作）から初めて椅子に座って監督したんだって！

もうホントに尊敬、というか、
私なんて、いま５５歳だけど、新藤監督に比べたら
ヒヨッコもいいとこだなーっって思ったの。
だから頑張ろうって思えたの」

友人のアトリエにお邪魔した時に、
彼女はそんなことを目を輝かせて話していました。
周囲に迎合することなく、はじけるようなエネルギーを
創作に、そして日々の暮らしにも、注ぎ込んでいる人です。

彼女が新藤監督に比較してヒヨッコだったら、
私はハナタレ小僧かな。

クリエイティブな仕事に細々とでもこだわり
係わっていきたいと思い続ける理由の一つは、
その世界で生きている人たちが、多くの場合、
生き生きとうまい具合に歳をとっておられるからです。

年上の友人、年上の素敵な目標を、たくさん持っているほど、
勇気をもらって生きていけるのではないかと思います。
「ちょっといいよなぁ、あの人」という有名人から
身近な人たちまで、いろいろたくさんの目標を持っていたいです。

ムーミンママ！

Asaさんのブログ（当ブログ画面左側「ときどきお邪魔するところ」にも
ご案内させていただいています）で紹介されていた
『ムーミンママの料理の絵本』（講談社、1996年3月初版）を、
もう一回ゆっくり読み返して味わっています。

ムーミン・シリーズというのは、私の場合、幼い頃には
あまり面白さがわからなかった、というか、
上っ面だけで終わっていたような気がします。
不思議なことでもあり、ごく自然に納得いくことでもあります。
（そんな気がしている人が、他にもたくさんおられるのでは？）

　原作を読破するべき時期に入ったのかな。
　適齢期、ってやつ？
　（※写真をクリック⇒拡大すると、
　ママがつくっている風邪撃退飲料のレシピが読めます。）

エプロンとハンドバッグをいつも身に着けているママは
絵にあらわした時に、特にとてもおもしろいと思います。
どこにでもあるようなエプロンとバッグが、ママのトレード・マーク。

これが、どこにもない‘ムーミン・トロル’との取り合わせによって
温かく、どことなく微笑を誘う、ママのキャラクターを形成。
それが生き生きと浮かび上がり、誰にでも受け入れられ、愛されるなんて！

写真のマグは、９０年代前半に購入したもの。
母へプレゼントして以来、１０年以上健在です。
現行のカップについている絵柄よりも、古いほうが細かくて好き。

かなわない。

　「バザーに出すため」ということで、昨日から
　母がせっせとパウンド・ケーキを焼いていました。
　私は毎回、ボランティアで、リボンをつけるだけ。
　親がコマメだと子はズボラになりがち・・・。

オペラピンク + 黒 ！

郵便局で見かけた女性。５０歳代半ばでしょうか。

ウール・サージの仕立ての良い黒のスーツ（タイトスカート）に
黒の飾りの無いパンプスをきりりと履いて、
作業台で何かの書類に記入をしている最中でした。

入り口からまず見えたのは、その人の後姿だけでしたけれど、
首にひと巻きしたオペラピンク色のカシミヤのマフラー（これも無地）の片端が
すっとまっすぐ背中に落ちて、立派なアクセントになっていました。

用事も無いのに、その人の正面にわざと回り込んで、
前からも観察しました。

派手なものを身に着けているわけではないのに、
肌も髪（白髪を非常に明るい栗色に染めておられました。）も服も靴も
何もかも、手入れを行き届かせているのがわかります。

老眼鏡とそれに付けたコード以外には、キラキラするものがありませんでした。

「５センチ・ヒールのパンプスを最後に履いたのは、
いったいいつのことだったろうか」と自問してしまいました。

盗みたいおしゃれがテンコ盛りになっているマダムなのでしたが、
まず、黒にオペラピンクのアクセント、というのだけは、
私でもすんなり挑戦できそうです。

スウェーデン、ICAマーケットの様子はこんな具合。

当ブログの記事の中で、何度か触れたことがある
スウェーデンのICAというスーパーマーケットを
環境保護活動への取り組み、という視点から紹介しておられるページを
偶然に見つけましたので、よろしければ覗いてみてください。
http://eco.goo.ne.jp/life/world/sweden/vol01/

個人的に、現地へ行けば必ず利用する店ではあるものの、
取材までは敢行したことがないため、自分で店内の写真を
撮ったことがありません。

このページには、皆さまにも楽しんでいただける写真が
いくつも掲載されています。（番号に沿って次々にどうぞ。）
撮影時期は、2008年夏のようです。

スープ！スープ！

　インスタントのカップ・スープにも
　ときどきお世話になっているけれど、
　これは豆を選んで水に浸すところから
　（手間だけはしっかりかけて）作ったスープ。

ベーコンと普通の豚肉、フレッシュなスイート・バジルと乾燥バジル、
どちらもダブルで入れています。　欲張りました。

食パンは、普通のものでも、
ガスの直火に金網をのせてダイナミックに焼くと、
そこそこおいしくなるので、よくそうします。

これからますますスープがおいしくなる季節。
煮込みやスープは失敗しにくいから、好きな料理です。　奥も深いし。

目も顔も背中も踊っている。

フィギュア・スケートのシーズンに入っていますが、
女子選手の中でいつも目を奪われる選手がいます。
キム・ヨナ（金妍兒）さん。１８歳。

あくまでもプロのパフォーマーではなく、
競技生活を送っている「選手」なのですが、
彼女はいつも、他のどの選手よりも、‘踊って’います。

　今シーズンのショート・プログラム：
　『死の舞踏』（サン・サーンス作曲、写真左参照）
　フリー・スケーティング：
　『シェヘラザード』（リムスキー＝コルサコフ作曲）。
　リンクの真ん中にスタンバイした時から、
　もうその役柄の顔になっていて、
　黒目の位置まで完璧に役を物語っていて、
　表情も「笑う」「哀しげな顔を作る」などという
　チャチなものではなく、もう‘そのもの’です。

よく観察すると、例えばスピンをしながら背中がしなり、腕が動き続けていても、
「もしも軸がまったく回転していなくても、と想像してみても」
美しく力強く、全身で語っていることが、わかっていただけると思います。

「この年齢で、スゴイ！」という賛辞が、テレビでもよく飛び交いますが、
教わらなくても自然にそれがわかる人、というのが世の中にはいて、
年齢は関係ありません。　たとえ、幼児でも、です。

入念に濃いメイクを施し、長いまつ毛を付けても、
顔や表情が真の意味で物語っていない選手がほとんど。

ヨナさんは、はっきりと太目の黒いアイラインだけで、
死神にも妖艶なアラブの女性にも変身し、雄弁に語ります。

ただし、競技としてのスケートでは、ジャンプ他の運動能力や技術も
要求され、採点されますから、総合成績がもう少し低くても
「踊ること」に長けた選手が、他にもいるのかもしれません。
上位の選手しか、テレビでは紹介される機会が少ないので、
この点よくわかりません。

アラビア社とミナのコラボレーション。

　フィンランドのアラビア社が作っている
　ムーミンのマグと同じ形のもの（ティーマ・シリーズ）に、
　ミナ・ペルホネン（デザイナー：皆川明さん）が
　コラボして絵を入れ、数量限定で作られた食器。

９月に買い逃して、（予約して）再入荷を待っていました。

皆川さんの着眼、考え方や書かれるもの（書籍、雑誌連載など）は
発見も多いので、比較的頻繁にチェックしているのですが、
ミナの服も小物も、自分が身に着けるということはないんです。

特別に着たい、使いたいとも思いません。見るのは楽しいけれど。
私自身の身体、持ち味や生活と、あまり接点がない、ってことかもしれません。

この器の原型（ティーマ・シリーズの無地のもの）を
本当はずっと欲しいな、と思っているのですが、
柄物のマグにハマッテ、寄り道しているので、なかなかそこまで到達しません。

このマグは、縁あって北欧の仕事でご一緒させていただいた方とお揃いです。

予想より、早かった！

　申し込みしたのが締め切りの直前でしたが
　予想していたよりも早く届きました。
　新潮文庫・夏のキャンペーンのおまけ。
　使うかどうかではなく、もらうことが大事よね。ふふっ。