酷暑が過ぎ去ったあたりから、今年は出かける用事や仕事が
重なり、文字どおりあっという間に時が過ぎ去りました。
家に提げていた11月のカレンダーの一つを、今月に入って
一週間もめくり忘れていたのに気づき、愕然とした次第。
友人たちから入る年賀欠礼状にも、それぞれの過ごした時の重さや
気持ちを察すると、いろいろと考えさせられることが多いのでした。
喪失年齢という言葉も、より現実味を帯びてきました。
元気で普通に動ける今、何をするのか、何ができるのか、と考えると、
普通はどんどん真面目な発想に追い込まれていきがちですが、
最近の私は、楽しい思い出をいっぱい増やすことにも、もっともっと
貪欲であり続けたいなあ、と考えています。
良い意味での甘やかし。 本当に良いと思うものは、先送りにせずに
エイッと手に入れる、実現させることも、時にはアリだと思うのですよ。
贅沢をする、というのとは少しばかりニュアンスが異なるのですが
他人さまからは同じに見えるのかもしれません。 それでも実行。
そして、`そっち側’には決して取り込まれないこと、良い思い出や
想いがきちんと残ること、力みの無いことが、私には大切です。
例えば、自分や近辺の人の衣食住に関して、手間と時間が
かかっても大切に大切に準備する、というようなことも、
この種の贅沢の中に含まれると思います。
地球規模で私たちの生活を考える時にも、争いごとや事件・事故、
政情不安、天変地異、疾病などなど、不安や嘆きの種は尽きません。
それでも明るい気持ちを持って前を向き、強く朗らかに立ち、
誰かのために役立つ自分でいられるように、時には自分を
励ましてやりたいと思っています。 そういう甘やかしです。
このブログもその一つですが、その「楽しみの時」を
私と分かち合ってくださる方が大勢おられることにも、
本当に感謝です。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。